入社1ヶ月で資格をとったインフラエンジニアの勉強方法とは
目次
広報の藤沢海です。
インフラエンジニアになりたい!と思っている人は「まず何を勉強したらいいんだろう?」というお悩みをお持ちではないですか?
インフラエンジニアになるためにサーバーの勉強をしよう!と思っても、「サーバーの何を勉強したらいいの?」「資格は必要?」「どんな資格があるの?」「どうやって勉強するの?」といった疑問が出てきます。
そこで今回は入社1ヶ月でLIPC‐1を取得した弊社の新人インフラエンジニアに、資格を取るための勉強方法を教えてもらいました。
讃岐 佳介(さぬき けいすけ) 株式会社ビヨンド システムソリューション部
とても真面目で物の言い方がいつも丁寧な方なのですが、激しめのメタル音楽が好きなんだそうです。
目次
1. インフラエンジニアっていったい何だろう
藤沢
今日は讃岐さんがインフラエンジニアの仕事をするためにどんな勉強をしていのるかをお聞きしていきます。よろしくお願いします!
讃岐さん
よろしくお願いします!
藤沢
讃岐さんは今年の3月に中途で入社したんですよね。前職は何のお仕事をされていたんですか?
讃岐さん
前職はお菓子問屋です。高校を卒業してから5年間勤めていました。
藤沢
ほぉ~5年間って結構長いですね。お菓子問屋ってどんなところなんですか?
讃岐さん
工場ですね。倉庫と営業所ががっちゃんこになったような。じゃがりことか有名なお菓子を取り扱ってました。
藤沢
へー!そのころからパソコンを使った業務はしていたんですか?
讃岐さん
伝票の処理だとかをするためソフトは使ってましたけど、それ以外のオフィス系のソフトを触っていたわけではないです。
藤沢
なるほど。パソコンを触る以外の業務のほうが多かったんですね。5年間働いて、どういうきっかけで転職しようと思ったんですか?
讃岐さん
そろそろ変わらんとあかんなぁと思って。そこでビヨンドになんとか拾っていただきました。
藤沢
なるほどね。転職先はITに絞っていたんですか?
讃岐さん
最初は英語を使うような仕事を探していて、留学生のサポートをするような会社とかから何社か内定をいただいたんですけど、なんか違うなぁと思って。
藤沢
そうだったんですか!讃岐さん英語得意なんですね。
讃岐さん
英語は結構勉強してますね。
藤沢
学生のころから?
讃岐さん
働き始めてからです。仕事以外は英語の勉強をしてました。
藤沢
どうして働き始めてから英語を勉強されたんですか?
讃岐さん
実は高校のころからギタリストになりたいと思ってまして…。
藤沢
ギタリスト!?意外です。
讃岐さん
いやぁ~、ほんと、ごめんなさい。働き始めてからバンドをやってたんですけど、ボーカルが英語の歌詞を歌うわけですよ。それがかっこいいなぁ~と思って、僕も英語がんばろうと。

藤沢
かっこよかったからっていう理由だけでそんなに頑張れるものなんですね(笑)
讃岐さん
何をやるにも動機ってモテたいからなんじゃないですか?
藤沢
結局はそうなんですかねー。で、実際に英語ができるようになって効果はあったんですか?
讃岐さん
全然です。見ての通り。残念ながら。

藤沢
讃岐さんはビヨンドのどこが良いと思って入社されたんですか?
讃岐さん
主な理由が二つありまして、一つ目が求人のページにみなさんが楽しそうに写真に写られていたっていうのと、二つ目が「2,3年経ったら一人前になれます」っていうワードが書いてあって、ここに行けば僕も成長できると思って。
藤沢
確かにたくさん写真載せてますね。そのときはインフラエンジニアがどんな仕事かっていうことをイメージできていたんですか?
讃岐さん
いや、最初は全くイメージがなくて…。インフラっていったい何だろうって思ってました。
藤沢
そうですよね。
讃岐さん
でもまぁ、一回やってみようじゃないかと。それで入らせてもらった感じです。
藤沢
なるほど。入ってから勉強していこうという気持ちだったんですね。
讃岐さん
おっしゃる通りです。
藤沢
ビヨンドに入ったとき、前職とのギャップみたいなものはありましたか?雰囲気とか。
讃岐さん
雰囲気はまるで違います。おだやか~な雰囲気だなぁといえばよいのでしょうか。働いている人数的には変わらないんですけど全然違います。なんてったって職場で音楽が流れてますしね。
藤沢
確かに、お菓子問屋では音楽流さないですよね(笑)ここだったら自分の好きな音楽も流せますしバンドTシャツだって着れますもんね。
讃岐さん
そうですね。それがなによりです。
2. LPICの本をひたすら読んで勉強
藤沢
中途採用の方の研修は新卒の方と期間とか内容が違うんですかね?
讃岐さん
だいぶ丁寧に研修していただいたので新卒と同じだと思われます。サーバーの構築に関する課題を出してもらって、ネットで調べたりしながらやっていました。
藤沢
最初は「インターネットとは」とか「サーバーとは」みたいなことから教えてもらったんですか?
讃岐さん
はい。最初はそういうことを教えてもらって、あとはとにかくやってみようという感じで。
藤沢
私も前にLinuxを触るような研修を少しだけしたことがあるんですけど、コマンドの種類とかさっぱりでした。讃岐さんはどうでした?
讃岐さん
僕は入社する前に会社からいただいたLinuxの本を眺めていたので、最初に拒絶反応を起こすようなことはなかったです。
藤沢
なるほど~。入社前から家でコマンドをたたくということをしていたんですね。
讃岐さん
そうですね。自分のパソコンで仮想サーバーを作ったりしてました。なのでちょっとだけすんなり入れたかもしれないです。
藤沢
確かに、讃岐さんは入社してから資格をとるのがすごく早かったですよね。
讃岐さん
入社してから家に帰った後はひたすらLPICの本を読んで勉強してました。勉強って言っても暗記なんですけどね。難易度で言ったらそんなに難しいものではないと思います。

藤沢
LPICの本にはコマンドの種類とかが書いてあったりするんですか?
讃岐さん
はい、主にそうですね。LPICの101と102の二つに分かれてて、101はコマンドの暗記系、102はネットワークに関する知識です。
藤沢
ほうほう。この前201も合格してましたよね?
讃岐さん
はい。102の発展形といえるような奥の深い試験だったと思います。
藤沢
ほぉー。LPICはどれくらい試験があるんですか?
讃岐さん
202をとった時点でLPIC2の認定がもらえて、あとは304,305,306のうちどれか一つをとるとLPIC3の認定がもらえます。
藤沢
3になるとかなり応用系の問題が出てくるんですか?
讃岐さん
おそらくそうなんでしょうねぇ。
藤沢
今はそこを目指しているということですね。
讃岐さん
はい。LPIC3をとったら上司がノートパソコンのケースを買ってくれるので。

藤沢
ご褒美があるんですか(笑)
讃岐さん
ほかの方が使ってるケースをかっこええなぁって言ってたら買ってやるって。それを目指しています。
3. 正直インフラエンジニアの仕事ってきつい?
藤沢
インフラエンジニアの仕事がきついと感じることはありますか?
讃岐さん
僕はまだ入って半年なので大きな仕事を任されていないし、一概にきつい、きつくないとは言えないですかね。
藤沢
なるほど。でも、この間初めて一人で夜勤に入ってましたよね。そのときはどうでした?
讃岐さん
体調的な面で不安はあったんですけど、実際やってみたら大したことないなって。業務面ではどんなアラートが鳴るかわからないところがしんどいかもしれないですけど、夜間に活動すること自体はそれほど問題ないんじゃないかと思います。
藤沢
ほぉ~。生活リズムが変わるっていう面でも?
讃岐さん
あんまり影響はないんじゃないかと。もともと音楽する人って夜更かししてるイメージですし。
藤沢
ほう、ギタリストの血が流れているんですね(笑)
讃岐さん
流れてたらいいなぁ~って。

藤沢
インフラエンジニアの仕事をするようになって、今後自分がこう変わっていきたいっていう思いはありますか?
讃岐さん
まだわからないことが多すぎてあたふたしてる感じなので、もっと勉強せなあかんなぁと感じます。ITにかかわる物事の知識を身に着ける必要がありますね。
藤沢
知識もいるし、人とコミュニケーションをとる能力も必要ですよね。
讃岐さん
それが苦手なんですよね~。僕の課題です。
藤沢
でもこの前、讃岐さんが昼礼でしてたお話は好きです。
讃岐さん
え、なんでしたっけ?
藤沢
その日の昼礼のお題が「共に創り支え続ける」っていうビヨンドの企業理念についてで、「僕は顔が男前じゃないけど、男前とされているグループの人たちは僕のような人間がいるからこそ男前と言われていて、男前の存在を支えているのは僕なんだ。」っていうお話でした。
讃岐さん
あ~!してましたね。藤沢さんは良いほうのグループなので僕に感謝してくれてもいいんですよ!
藤沢
感謝ですか(笑)私の場合は根暗な性格なので、「明るいとされる人たちは暗い人がいるからこそ存在するんだ!」っていうことをたまに思ったりします。
讃岐さん
そうなんですか。でもこれってポジティブ考え方ですよね。
藤沢
確かにポジティブ。
4. 教えてもらったことを教えていきたい
藤沢
最後に、讃岐さんの夢を教えてください。
讃岐さん
夢ですか?
藤沢
なんでもいいですよ。
讃岐さん
じゃあ「世界一のギタリスト」ですかね。
藤沢
まだ目指してたんですか!!
讃岐さん
夢見ちゃってますね~。いつまで見てるんでしょうね。
藤沢
死ぬまで見てていいと思いますよ。
讃岐さん
ですよね!あとは「かっこいいおっちゃん」ですかね。今の上司のように人を助けていけるような人間になりたいです。
藤沢
ほ~!かっこいいおっちゃんになるにはまずなにをするんですか?
讃岐さん
勉強ですかね。あとは服。先週は将棋Tシャツ買いました。
藤沢
将棋Tシャツ?
讃岐さん
はい、将棋好きな上司に媚び売るために。僕はゴマすりますよ~。
藤沢
ファッション的なことではないんですか(笑)
讃岐さん
はい。自分の感性で買ったら痛い感じになるんで。
藤沢
痛くていいと思いますよ(笑)ちなみに仕事においての目標はありますか?
讃岐さん
まずは通常の仕事をこなしたいですね。当番業務とか。
藤沢
また来年新卒の方が入ってきたら教える側になるんですもんね。
讃岐さん
早いですね~!昨日まで前職の仕事をしていたような気がします。新しい方が入ってきたら自分が上司に教えていただいたことを教えていけたらなと思います。
藤沢
教えていくことで自分も成長していきたいですよね。世界一のギタリストになるためにお仕事もギターも頑張ってください!
讃岐さん
ありがとうございます!
讃岐さん
あ、でもビヨンドは縁の下の力持ち的な存在で人を支える側の仕事だから、「世界一のベーシスト」のほうがいいですか?
藤沢
ん~…どっちでもいいと思います!
5. まとめ
まったくの異業種からITインフラエンジニアになることは茨の道なのかもしれません。
でも、何か1つのことを知るだけでその瞬間絶対に1mmは成長しています。その成長を繰り返して、「自分はインフラエンジニアだ!」と思える日が来るはずです。
自分に合った勉強方法を見つけていくことで、その姿に気づいてくれた人がさらに経験を積めるチャンスを与えてくれるかもしれません。
讃岐さんがLPIC‐1に合格するまでのレポはこちらに細かく書いてありますので、「資格を取りたいけど受かるか不安だ!」という方は勉強方法などを参考にしてみてはいかがでしょうか!
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