ビヨンド勉強会#32 Shopifyアプリ開発者が語る!Shopify のカスタマイズ解説を開催しました
目次
こんにちは。
開発チームのワイルド担当、まんだいです。
今回はたくさんの方にご参加いただいた32回目のビヨンド勉強会、「Shopifyアプリ開発者が語る!Shopify のカスタマイズ解説」のレポートです。
ビヨンドが持つ shopify 開発のノウハウをドドンと開陳!
各セクションともに開発の中で得られた知見が詰まっていますので、いずれもご覧いただくと Shopify アプリの開発が捗ること間違いなし、です!
第一セッション Shopifyアプリ開発のリアル
トップバッターはシステム開発部の佐藤による「Shopifyアプリ開発のリアル」ですが、端的に申し上げるとリアルすぎて公開できません。
勉強会レポ泣かせなセクションでしたが、以前に登壇した際を超えるリアルすぎる大規模 EC サイトとの比較が斬新でした。
ちなみに前回のマイルドなセッションはこちらになります。
「Shopify導入編のお話」株式会社ビヨンド 佐藤 大輔 - YouTube
Shopify でストアを開設する最大のメリットは独自ドメインかつ自由なレイアウトでストア展開しつつも、裏側のストア運営では Shopify の機能を使って簡単にできるということ。
今まではブランド感を大事にするならサイトを1から開発する必要がありましたが、 Shopify を使うと独自のブランド感は最大限全面に出しつつも、商品管理周りの機能まで開発する必要はないので開発費用が抑えられる、ということですね。
またパブリックアプリというカテゴリの Shopify 公式ページから導入できる機能拡張用のアプリもありますので、希望する機能が一致していればパブリックアプリを使うとスムーズですが、日本語対応していないものが多く導入が難しい場合もあるとのこと。
Shopify に登録されているパブリックアプリの数は5000を超えるそうなので、大抵のことはパブリックアプリでもできそうです。
プライベートアプリというアプリを開発すると、細かいところまで調整ができますがここから先がリアルな話、開発費用はガッツリ掛かります。
気軽な気持ちで見積もりをもらうと、出てきた金額にひっくり返る方や検討しますと言ってそれっきり連絡がない方などパブリックアプリとの費用感に少しギャップが出てしまうのがネック。
もちろんビヨンドもプライベートアプリ開発を手掛けてはいますが、同じような機能を作られた実績がありノウハウがある開発会社様だと、費用の圧縮はできるのかなというところですね。
開発会社を探すのに少し苦労するかも知れませんが、コストを抑えるためにも色んな会社に問い合わせるのが一番とのことでした。
リアルですね~
第二セッション プライベートアプリ開発の概要と流れ
続く第二セクションでは、同じくシステム開発部の福井から、実際に Shopify のプライベートアプリを開発する際の大まかな流れをご紹介。
ストアの開設については、特に迷うことなくできそうですね。
開発用ストアというものもちゃんと用意されていて以下の特徴があります。
- 数量無制限のテスト注文
- ダミー商品を無制限に作成可能
- 最大10個までプライベートアプリを作成可能
いずれも開発時のテストに役に立つ内容ですので、積極的に使っていくといいですね。
また Shopify には外部アプリケーションと連携するために API と Webhook が整備されています。
この2つがあることで自作のアプリケーションで Shopify の機能拡張ができるわけですが、とりわけ Webhook の存在は大きいですね。
Webhook の種類は多岐に渡るため、セクション内では網羅的に紹介することはできませんでしたがWebhook · Shopify ヘルプセンターから一覧が確認できます。
API については今更説明は不要かなと思いますが REST 形式と GraphQL 形式の2種類用意されていて、バックエンドのシステムに合わせて選択できるようになっているところはいいと思います。
最後にページ作成用の Liquid についてのご紹介。
パッと見た感じ ruby の erb ファイルと似ているな(同じ?)という印象でしたが、どういうプログラミング言語でもこういったテンプレートエンジンはありますし、どれも多少の機能の差や書き方の違いなのでそこまで苦労するものではなさそうです。
Shopify でプライベートアプリを開発するために用意されている機能は、概ね普段使っている技術がベースになっていることが分かって、だいぶハードルが下がったのではないでしょうか。
【Shopify】「プライベートアプリ開発の概要と流れ」福井浩人【ビヨンド勉強会#32】 - YouTube
第三セッション Shopify のプライベートアプリ開発の方法について
最後は横浜オフィスからシステム開発部の長谷がコテコテの関西弁でプライベートアプリの開発方法をご紹介!
Shopify 単体には素の状態でも一応 EC が始められるところまで用意されていますが、既に EC を始められている方やポイント機能やサブスクリプションなど既存サービスと連携しようと思うとプライベートアプリが必要になります。
今回はパーツごとにカスタムできるバッグの販売サイトを取り上げて、プライベートアプリ開発を進めていきます。
パーツごとにユーザーが選択できて完成形をカスタムできる機能は、1から作るとなるとかなり骨が折れる機能ですが Shopify の機能とプライベートアプリ側の処理をうまく使い分けることで、少ない工数で機能の実現ができてしまうようです。
Shopify 側の処理にプライベートアプリの処理をフックさせることができるのが仕組みとして面白くもあり、プライベートアプリを作る上では外せない機能ですが、使い方のコツがわかりました。
プライベートアプリの紹介で出てきたポイント連携など、ユーザーの利便性を上げられるプライベートアプリなども発想次第でいくらでも開発できてしまいそうです。
「Shopifyのプライベートアプリ開発の方法について」長谷竜弥【ビヨンド勉強会#32】 - YouTube
まとめ
インフラ会社のイメージが強いビヨンドですが、システム開発もやっていますよ!ということでインフラの話一切なし、のシステム開発部ジャック回でした。
今回の動画を見れば、プライベートアプリの作り方がまるっと分かってしまうかも知れません。
自分で作るのもアリですが「そんな時間はない」という方は、一度ご相談ください。
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最後に
私が所属するシステム開発のサービスサイト「SEKARAKU Lab(セカラク ラボ)」を開設しました。
ビヨンドは、サーバーの設計・構築から運用までをワンストップでお任せいただけますので、サーバーサイド開発でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
SEKARAKU Lab:[https://sekarakulab.beyondjapan.com/](https://sekarakulab.beyondjapan.com/)