インフラエンジニアのカナダ滞在記 ~3か月の研修期間を終えて~
こんにちは。
株式会社ビヨンドの力仕事役(大阪オフィス システムソリューション部所属)、高城です!
実は私昨年11月の末から3か月の間、カナダはオンタリオ州トロントにあります、カナダオフィスに出張に行っていました。
今回の記事ではカナダでの生活や働き方、またそこで私が感じた事を書き記していこうと思います。
1.カナダオフィスとは
カナダオフィスは2020年11月に業務拡大に伴って、ビヨンドの完全子会社としてカナダのオンタリオ州ミシサガに創設されましたが、2022年の2月からはミシサガからノースヨークという場所に移転しています。
カナダオフィスでの主な業務内容としては日本と変わらず、お客様のサーバーの運用監視やサポートの業務を行っています。
トロントと日本の時差が14時間あるので、日本の夜勤帯のお仕事をカナダオフィスが担当するといったイメージですね!
ちなみに現在ビヨンドは一緒に働けるメンバーを募集しております。
もちろんカナダオフィスでも募集しておりますのでご興味のある方は是非一度、弊社採用ページをご覧ください!!
2.カナダでの生活
気温
そもそも私がカナダに着いて過ごした3か月間は極寒の冬の時期でしたので、仕方ないといえばそうなのですが記憶を遡ってみても「寒かった... 。」みたいな思い出ばかり出てくるぐらい寒かったです。
今までの自分史上最強の冬であった事は間違いありません。
某テレビ番組の企画をふと思い出し、夜中にベランダで濡れたタオルを振り回したことは良い思い出です。(ちなみにしっかり固まりまして、驚愕しました。)
凶器と化したハンドタオル
また地理的に偏西風の影響を受ける事もあって風がとても強く、特にダウンタウンを歩いているとビル風に晒されてどんどん体温が下がっていくので、目的地に着くまでに何度も体を温める為のホットコーヒーを購入するためにカフェを探し求めていました。
次に行くことがあれば是非とも春夏のシーズンに行きたいなと思います!
食事
食事に関してもカナダに行く前に抱いていた想像通り「ハンバーガー」や「ピザ」、そして「ケバブ」などのお店がたくさんあって、日本でも有数のジャンクフード好きとしては「天国だな」と思っていたのですが、一言だけ言わせてください。
「量が多い... 。」
特別な訓練を受け、日々厳しいトレーニングを胃に課しているこの私でさえも多いと感じるほどの量。
正直、「そりゃ、これだけ食べてれば体もたくましくなるな」と感じざるを得ませんでした。
噂のFish&Chips@Kensingtonにて
ただ、デメリット(悪いわけでもないんですがスミマセン。。)だけでは無く、良いところもここではありすぎて書ききれないほどありまして、そのうちの1つが「たくさんの国の料理が食べられる」という事です。
カナダは移民の方々が多く生活されている国で、本当に色々な国の文化が混ざり合う中で1つの社会を作り上げているので、普段の生活を送る中でそういった事を意識させられる場面がたくさんあります。
レストランの種類もそうですが、スーパーも文化によって多くの種類があり、中華系のスーパーやハラル系、コリアンにドミニカン、グリーク等の食材を取り扱うお店が多く存在していました。
日本だとあまり意識する事はないかもしれませんが、こういった「違い」を感じれるのはとても良い事だと思います。
物価
何においても少し物価は高いなと感じました。
例えばマクドナルドでセットを注文すると、何を注文するかにもよりますが、$12~$15ぐらいはかかってしまいます。およそ¥1100~\1300(2022/3/2時点)ほどですね。
この金額を「高い!」と感じるか「そんなもんか。。」と感じるのは個人の差ではありますが、私の懐事情的には少々ハードルが高ったようで、ちょくちょく自炊をしながら騙し騙しで過ごしていました。
また、これは私の感覚ではありますが毎日ランチは自分で用意している人が多かった気がします。
ランチタイムになると共有キッチン周りがにぎやかになるので、私も休憩時間を少しずらしてとったりしていましたしね!
これから渡航を考えている方は、ぜひクッキングスキルも英語のスキルと同じくらい高めていくと良いかも知れません。。
3.今回の出張を通じて感じた事
私自身、先ほどにも述べました通り長期で海外に滞在する機会が今までなかったの「日本以外の場所に住む」という事について特に何も感じることが無かったというか、「ただ単に暮らす場所が変わっただけ」だと思っていました。
ですが、今回の出張を経てこの意識はかなり変わったなと思います。
今カナダオフィスにいるメンバーの中で、日本人ではない方々は皆長く日本に住んでいた経験があって、日本の文化に対して深い理解をお持ちの方々なので、一緒に働いていた身からすると日本にいる時の感覚と何も変わらず普段通り業務に取り組んでいたのもあってか、特別「海外にいるな」と感じることはそこまでありませんでした。
ただ、ふとした時に英語が飛び交う瞬間や社外の方々との交流、休日に1人で遊びに出かけると、やはり一瞬冷っとする事も当然ありますし、日本ではありえないくらいフレンドリーな町の人達や、ふと目に映る自分の普段の世界には存在しない建物の風景など、色んなものを五感に訴えかけられるような日々の連続で本当に刺激的な毎日でした。
正直初めての体験ですし、それでも3か月しか滞在していないので、良いところばかりに目が行ったのはあると思います。
ただ、「困難を少しでも楽しんで乗り越えようとするスタンス」は今までの自分には無かったことで、もし私がトロントに行っていなかったら巡り合わなかった感情だったと思います。
真冬のオンタリオ湖にて
4.終わりに
無理やりビジネスっぽくまとめると結論、「気付きの多い」出張でした。
本当にたくさんの感情や景色を味わいましたし、技術者としての成長はもちろん、1人の人間として今までの自分と少し変わった部分や新しい価値観を得られた3か月間だったと思います。
これから自分の人生やキャリアがどうなっていくのかは予想もつきませんし、正直言って不明確な事ばかりです。
ですが、「この経験を生かしてサバイブしてやるぞ!」と思えるようになれたのは、カナダに来た事がキッカケですし、また滞在期間中に私を支えてくださった全ての方々のおかげでございます。
この場を借りてお礼を言わせてください。本当にありがとうございました!
引きのナイアガラ