初見で読めないIT用語たち
こんにちは
家のポストにブルートフォース
システムソリューション部のかわです
この業界にいると、日々新しい技術やサービスがタケノコのように出てきます(ちなみに筆者はタケノコの里派ですが、キノコ派と戦争するつもりはありません)。中には読み方がわからず覚えるのに苦労するものもあって、そりゃキャラメルマキアートの注文も大変ですよね。
今回は、そんな一筋縄ではいかないIT用語の読み方について、高慢と偏見でいくつかまとめていきたいと思います。
(ただ、個人的には伝わればokと思ってるので、完全に何が正しいかは個人の自由だと思います)
初見で読めない用語たち
◆ awk(オーク)
ご存知 Unix/Linux コマンド。
何かの英単語かと思いきや、実は⇩作者3名の頭文字を取った名前だそうな。
Alfred Aho,
Peter Weinberger,
Brian Kernighan
https://www.oreilly.com/library/view/mastering-linux-shell/9781788990554/5f871e36-5ac8-4805-b5f5-28ab3f2957f3.xhtml
(Alfredの名字のが気になる...)
◆ cron(クロン、クーロン、クローン)
おなじみ clock daemon
これに関しては個人的に「クロン」を推したいところ。
クローンは別の意味に捉えられるし、後述の理由でクーロンも若干違うかなーという印象(でもなぜか日本では「クーロン」が巨大勢力)。
語源に関しては諸説あるようですが、もともとはギリシャ語で時間の神様を表すcronous(ギリシャ語:Κρόνος クロノス)から来ているとの説があり、ラテン語とか英語にも名残がある部分なのでこれが有力っぽい気がする(元々の概念的なところは難しくてわからんです)。
synchronicity(同時発生)とかchronicle(年代記)みたいな、時間に関する単語によく使われますね。クロノトリガーは名作(ロボのエピソード好き)
◆ null(ナル)
イコール0ではないと聞いて頭が腐食しかけたが、有名なトイレットペーパーの芯の例えで筆者は概念を学びました。
フランス語で「0」を表す「nul」→ ラテン語の「何もないこと」を表す「nullus」から来ているとのこと(参照)。
「ヌル」でも通じる(知らんけど)。
◆ Lambda(ラムダ)
いろいろあるけど筆者がよく使うのは AWS Lambda か Python Lambda
語源はギリシャ語のアルファベットであるラムダ「Λ, λ」
アロンゾ・チャーチという方が1930年代に考案したラムダ計算に由来しているらしい。
◆ Kubernetes、K8s(クバネティス、クーバネティス、クバーネティス等)
読み方は日本人誰もわからない。なぜなら元は κυβερνήτης だから。
英語は coo-ber-net-ees らしい。好きなのをどうぞ。
K8s は頭のKと最後のsの間に8文字あるから。sk8er的なノリ。
語源はIDCFさんの記事が詳しかった⇩
Kubernetes はギリシャ語の操舵手やパイロットを意味する κυβερνήτης(キヴェルミティス)に由来し、ロゴも船の舵をイメージしたデザインになっています。
◆ varchar(ヴァーチャー)
DBでよく見るやつ。テキストならなんでもいいよの意。
「var」iable 「char」acter
CHARとは使い方が違うので公式参照されたし
また気が向いたら書くかもしれない。
完