インド人の私が、日本の企業(株式会社ビヨンド)で働いてみて感じたこと
目次
>自己紹介
「P」と申します、日本大好きなインド人です。
システムソリューション部のエンジニアとして日本で働いております。
座右の銘:Never Give Up ( Try Your Best )
好きな食べ物: お寿司、ラーメン..!!
好きなアニメ:ワンピース
喋れる言語:日本語(関西弁)、英語、ヒンディー語..!!
※ これはあくまで私が来日して感じたことですので、ご了承ください。※
前回は、インド人の私が日本に来た理由(外国人が日本に魅了される理由)をブログに書きましたが、今回は実際に働いてみて感じたことについて書いてみようと思います!
私は情報処理の専門学校で2年間勉強し、2年間の専門学校で開発(Web Application)について学びましたが、ビヨンドに入社してからは、インフラ構築やアプリケーション開発について学び、SS部(システムソリューション部)に配属されました。さらに新しいことを学ぶ機会があり、とても楽しかったです。
ビヨンドでは、4月から12月まで(8ヶ月間)の研修で、Phase1 から Phase5 まで、さまざまな研修を受け、新人社員やIT関連のことをたくさん学びました。
入社してからの研修期間について
ざっくり説明すると以下の通りになります。
Phase 1
→ 社会人基礎
→ 新入社員研修
※ 社会人として、意識を変えていく期間→会社の事を知る期間
Phase 2
※ システムソリューション部のサーバー側の研修
→ 実運用研修
→ 基本的の技術的な内容を学ぶ機会があります。
→ AWS
→ Linux
最後、Phase2 で学んだ事内容でロールプレイングプレゼンにて、お客様役の先輩から要望を受け取る事から納品までをおこない、最後にプレゼンをします。
※ 個人的は、これはとても楽しかったです。
※ 楽しみながらITの事を学べる、研修を受けることができます。
Phase 3
→ 基本的な開発の研修
→ 1ヶ月で学んだもので Webアプリケーションを作る
※ 開発基礎とシステム開発部の研修
→ フロントエンド(HTML・CSS・JavaScript)
→ バックエンド(PHP・MySQL・Laravel)
Phase 4
開発部とシステムソリューション部で働いている先輩方の仕事を実際に教えていただき、業務を知る
Phase 5
OJT(On-the-job Training)期間です。OJT が何かと言うと、Phase 5から業務に入って先輩方と一緒に仕事をしていきます。OJT(担当者)の先輩は自分と一緒に日々の業務を進めていきます。
最初は特に分からない事や困っていることが多く、OJT(担当者)の先輩に聞きながら仕事を学んでいきますので、ストレスなしで仕事を進められます。
特に日本語の言い回しが間違っている場合には、こんな感じに変更はどうかな?など先輩にアドバイスをいただくことや、最初は特にわからないことが多かったですが、OJT の先輩に質問しながら安心して仕事を進めることができました。
実際の日本の企業で働いて感じたこととしては、思ったより働きやすいと感じました。
お客様のサーバーやコンテンツ表示に問題がないように、日々対応していますが、分からないことがまだまだわからないことが多いです。そのため、お客様のサーバーにトラブルがあった時には、先輩方が一緒に対応してくださり、学びながら進めています。
困ったことがある時にサポートいただくことも多いですが、先輩方のフォローのおかげでスムーズに仕事を進めていくことができます。
日本の企業(ビヨンド)で働いて難しいと思ったこと
1. すべての業務が日本語で行われているため、理解に時間がかかる
Ⓠ. 日本語の中で敬語が特に難しいと思います、なぜかというと、、
- 複雑な文法と規則: 敬語には難解な文法とルールが含まれている
- ターゲットの選択: 適切な相手や状況に応じて敬語を選ぶ必要があり、誤った選択は誤解を招く可能性がある
- コミュニケーションの効果: 適切な敬意を示す手段であるが、その場に合った適切な使用が難しい
- 文脈の理解: 敬語を使うために文脈や相手の立場を正確に理解する必要がある
- 練習と経験: 敬語の習得には時間と練習が必要で、外国語で学ぶ場合は文化も考慮する必要がある
Ⓠ. なぜ敬語を使う必要がありますか??
- 上下関係の確認ができる
- 話し手の品位を保つ効果がある
- 相手に対する尊敬の気持ちを表現することができる
- お互いの関係を良好にすることができる
Ⓠ. いつ敬語を使えば良いのでしょうか??
- 仕事なのかプライベートなのか
- 関係性が密なのか、初対面や距離感があるのか
- サービスやお店の価格帯がリーズナブルなのか高級なのか
- 相手の方がフランクな関係性を求めているか・礼儀正しい関係性を求めているか
場面によって話し方は大きく変わり、敬語が占める割合が変わりますので、気を付けながら敬語話さないと失礼な場合もあります。
2. 日本語のニュアンスが難しい
日本語のニュアンスは、しばしば教科書で学習した意味と実際に日本人が日常で使用している意味とが異なることがあるため、時折日本語が理解できないことがあります。この違いは、言葉やフレーズの使い方、言外の意味、文脈に依存する表現などに関連しています。
例えば、日本語の教科書に書かれている言葉や表現は一般的で基本的なものであり、正確な意味を持っています。しかし、日本人が日常会話やコミュニケーションで使う際に、文脈や相手によって言葉の意味や使い方が微妙に変わることがあります。また、文脈に依存する表現や非言語コミュニケーションが非常に重要です。
このような違いにより、日本語を学んでいる外国人が、お客様との会話や実際のコミュニケーションで、時折日本語の意味を正確に理解できないことがあります。この問題を解決するためには、実際のコミュニケーション経験を積むことや、日本人との対話を通じて言葉の使い方やニュアンスを学ぶことが重要です。また、遠慮せずに質問をすることも、日本語の理解を助ける方法の1つです。
3. 働き方
日本では、時間通りに出社すること、時間を守ることが非常に重要です。
海外とは、働き方が少し異なります。海外では仕事に遅れて出社することに対して違和感はなく、家族の問題(特に子供の問題)が優先されることが多いです。例えば、子供が熱を出して急に休まないといけなくなったり、病院に連れて行ってから出社したり、体調が少し悪いため遅れて出社など当たり前のようにみんなが遅れてきます。
また、海外では日本の企業に対して、休暇が取りにくいや残業が多いというイメージがありますが、そうではありません。休みたい時に有給休暇を取得できますし、基本的には緊急の作業がない限り残業は少ないので、安心して働けます。
日本の企業で働いて良かった・素晴らしいと思ったこと
① 日本の文化を深く学びる機会が得られる
私は日本が大好きで、日本の文化に非常に興味があります。日本の企業で働き、様々なことを学ぶ機会があります。会社で様々な文化イベントが行われており、日本の文化を学ぶ機会があります。花見や七夕といった多くのイベントを楽しみながら、日本の文化を学ぶことができます。
② 日本の企業では知識ゼロから学ぶことができる
海外の企業では、仕事に関する知識がないと雇用されないことが多いです。面接でその仕事についての質問を受けたり、テストを受けたりすることがよくあります。
しかし、日本の企業では知識が少なくても仕事ができます。
③ 知識ゼロの状態で入社し、研修期間に学ぶことができる
給与をもらいながら学ぶことができるのは素晴らしいと思いました。海外の企業では、研修期間中に給与をもらえないことが多いです。
また、海外の企業では、研修期間中に技術や能力が不十分と思われた場合には、レイオフの対象となるリスクもあります。
④ 服装が自由
私服で出社が可能なIT企業であるため、スーツで出社する必要はありません。私服で出社することができ、ストレスなく仕事ができます。(もちろん TPO に合った服装が求められます)
個人的にはスーツで仕事するのがあまり好きではないので、ストレスなく仕事ができることに大変満足しています。
⑤ 好きな時に食べ物や飲み物を楽しみながら仕事ができる
仕事中の好きな時間に、好きな食べ物・飲み物を取りながら、仕事を進めることができます。
⑥ 好きな髪型で出社が可能
エンジニアは基本的に好きな髪色・髪型で仕事できるため、自分のプライベートと仕事の両方を楽しむことができます。ストレスなく仕事が進められ、楽しむことができます。
⑦ ビヨンドではフレックスタイム制
ビヨンドはフレックスタイムを導入しているので、「午前9時から12時」の間に出社すれば大丈夫です。また、リモートワークなど、それぞれが働きやすい環境で働くことができます。
現在は、オフィス出社とリモートワークのハイブリッド出勤の従業員がほとんどです。