【令和最新版】PHPのバージョンによる影響とその確認方法について
目次
はじめに
こんにちは、システム開発部の【榎木】です、今回はPHPバージョン確認の記事です。
ちなみにPHPのバージョンが古いとセキュリティなどに問題や影響が出ます。
(実は)この記事ではその辺りは特に触れないので、
「ウェブ系の仕組みに詳しくないけど、PHPのバージョン差の影響が気になる!!」
という方は下の記事のほうがおすすめです。
とりあえず "コレ" です
php -v
こんな風にバージョン情報が出てきたらOKです。
PHP 8.2.1 (cli) (built: Jan 11 2023 07:28:38) (NTS) Copyright (c) The PHP Group Zend Engine v4.2.1, Copyright (c) Zend Technologies with Xdebug v3.2.2, Copyright (c) 2002-2023, by Derick Rethans
「さすがにこのくらいのコマンドわかってるけど、バージョンが出てこないから調べてるんだよ!!」
という声が聞こえてきそうです。
そういう(バージョン情報が出てこない)場合、実行場所が間違っているかもしれません。
'php' は、内部コマンドまたは外部コマンド、 操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
実行場所について
代表的な環境の実行場所と、それでも表示されない場合の対処法についてです。
環境 Linux / Windows
まずは環境です。
Linux: ターミナルを起動し、任意のディレクトリで php -v
を実行。
Windows: コマンドプロンプト(もしくはPowerShell)を起動し、任意のディレクトリで php -v
を実行。
実行場所(任意のディレクトリってなんだよと思われた方へ)
任意のディレクトリというのは、つまりPHPのインストールされたディレクトリのことです。
よく考えると当然なのですが、PHPの存在しない場所では実行できません。
以下のコマンドを実行することで、PHPのインストール場所を検索できます。
Linux:
# PHPのインストール場所を検索するコマンド find / -type f -name "php" -executable -print
Windows:
# PHPのインストール場所を検索するターミナルでのコマンド dir /s /b php.exe
# PHPのインストール場所を検索するPowerShellでのコマンド where.exe php
これらのコマンドを実行すると、PHPのインストール場所のパスが表示されます。
PHPの場所が判明したら
上記のコマンドを実行して、例えば /usr/local/bin/php
のようなパスが表示された場合、
末尾の /php
を除いたパスを使用して、次のように実行場所に移動してください。
# PHPのインストール場所へ移動するコマンドの例 cd /usr/local/bin
その後、php -v
を実行すると、PHPのバージョン情報が正しく表示されるはずです。
これで一応はPHPのコマンドを実行できるようになったわけですが、
正直なところ毎回ここまで移動するのは手間です。
というわけでもうちょっとだけ続きます。
パスを通してどこからでも実行可能に
PHPの場所(インストールディレクトリ)を見つけたら、パスを通すことができます。
これにより、PHPの実行ファイルをどのディレクトリでも使用することができるようになります。
Linux
ターミナルで次のコマンドを実行してパスを追加します。
export PATH=$PATH:[インストールパス]
例えば、PHPのインストールパスが /usr/local/bin
の場合、以下のようになります。
このインストールパスは、先ほど発見したphpのインストールされたディレクトリ(場所)へのパスです。
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
Windowsの場合
Windowsの場合、環境変数の設定を変更することでパスを通すことができます。
1.「システム環境変数の編集」を検索して開きます。
2.「環境変数」ボタンをクリックします。
3.「システム環境変数」セクションの中の「Path」環境変数を選択して「編集」をクリックします。
4.「新規」ボタンをクリックして、PHP のインストールパスを追加します。
5. 変更を保存し、ダイアログを閉じます。
これによって、環境変数 Path に PHP のインストールパスが追加され、パスが通るようになります。
これでいちいち移動しなくてもPHPコマンドを実行できるようになりました!!
快適なPHPライフにお役立てください!!