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【香港】日本人がHSBCの口座開設する方法【備忘録】

普段は中国(深圳)に住んでいますが、HSBCの銀行口座(個人口座)が欲しくなったので、以前に香港のHSBCに行って口座開設してきました。

今回は、日本人が香港のHSBCの銀行口座を開設する方法を、備忘録としてご紹介します。

なお本記事は、筆者自身の経験に基づく方法として記載しています。HSBCの口座開設を保証するものでありませんので、あくまで参考としてご覧ください。

※ 2025年10月時点の情報です

HSBCの概要

HSBC(Hong Kong and Shanghai Banking Corporation / 香港上海銀行)は、1865年に香港で設立され、現在はイギリス(ロンドン)に本社を置く、世界最大級のグローバル銀行です。

HSBCの大きな特徴は、国際的なネットワークと多通貨対応の口座です。USDやHKD・RMB・JPYなどの複数通貨を一つの口座で管理できる「マルチカレンシー口座」のため、海外送金や国際的な資金管理が非常にスムーズになります。また、HSBCのオンラインモバイルバンキングであれば、世界中の口座への即時送金が24時間可能なため、海外ビジネスや国際的な取引をおこなう人にとって、非常に利便性が高い銀行口座と言えます。

その他、海外への駐在や移住をする人にとっても、HSBCの銀行口座はグローバル対応であるため、海外現地でもそのままHSBCのグローバル口座を使用し続けながら、仕事や生活ができるなどのメリットも享受できます。

しかしその一方で、口座開設時の書類や審査が厳しいこと、口座開設後に1年以上の入出金の履歴が無ければ口座凍結、また日本国内でのATM利用や、日本国内間での送金の利便性は高くないので、これには注意が必要です。

HSBCの口座開設に必要な情報

筆者の前提条件

○ 中国内地(深圳)に住居があり、深圳の工作許可証 / 居住許可証を所持している。
○ 香港に住居が無く、香港の就労ビザ / 身分証明証の資格も無い。

HSBCの前提条件

○ 国際的なHSBCの銀行口座を開設したい場合は、「香港にあるHSBCの店舗」に行って、申請しなければならない。(香港内であれば、どこの店舗でも構わない)

※ 日本のHSBC:新規口座開設の業務はおこなっていない(投資信託などの商品の取り扱いのみ)
※ 中国内地のHSBC:事実上、中国内地の銀行という扱いのため、海外送金や国際的な資金管理に制限がある

○ HSBCの個人口座を開設する際、色々なプランがあるが、富裕層でない限りは、ベーシックな「HSBC One」のプランで十分。

HSBCの口座開設の条件

HSBCの口座開設の条件が、下記の公式サイトに記載されています。

筆者のように、香港に住居が無い外国人は、下記のドキュメント内の「C」の条件に該当します。

事前に準備するもの

① 基本の準備物

○ 英語・中国語・広東語のいずれかで、コミュニケーションできる語学
※ 当然ですが日本語は通じません
○ パスポートの原本
○ 日本または中国での、納税証明書の原本またはデータ
※ 英語・中国語・広東語のいずれかで記載されたもの
○ 香港でデータ通信できるスマートフォン(口座開設時に、SMSおよびメールでの認証が必須)
○ 口座開設後にその場で必要となる「HSBC HK Mobile Banking」のアプリのインストール
※ App Store や Google Play などで、事前にダウンロードをしておく
○ 初回のATMへの預入れ用のデポジット費用(100HKDの紙幣)

② 補足の準備物(あれば尚良し)

筆者は、前述の①の準備物で、HSBCの審査が通過し口座開設できましたが、下記のような書類の提示が求められる場合があるようです。

○ 本人が所属する会社との雇用契約書(労働契約書)の原本またはデータ
※ 英語・中国語・広東語のいずれかで記載されたもの
○ 本人が所属する会社登記情報の原本またはデータ
※ 日本であれば登記簿謄本、中国であれば営業許可証
※ 英語・中国語・広東語のいずれかで記載されたもの
○ 本人が住居する自宅の賃貸借契約書の原本またはデータ
※ 英語・中国語・広東語のいずれかで記載されたもの
○ 本人が住居する自宅の水光熱の使用履歴の原本またはデータ
○ 日本のマイナンバーカードや運転免許証の原本
○ 中国内地の工作許可証 / 居住許可証の原本
※ 中国内地に在住の日本人のみ

③ HSBCの店舗への来店予約(必須)

事前に来店予約しても混雑しているため、口座開設手続きには、約2時間ほどの所要時間が掛かります。

< 参考:事前来店予約の確認画面 >

HSBCの店舗でおこなうこと

① 店舗で口座開設の審査

○ 持参した書類などを提出する
○ HSBCの銀行員との面談(英語・中国語・広東語のいずれかで面談)
○ HSBCの銀行口座(個人口座)を開設する目的を伝える

しかし、口座開設の目的を、単純な「ビジネス用途」だけの理由では審査は通りません。
香港および香港企業との何かしらの関わりの履歴を、その場で証明しなければなりません。
(例:香港の企業や団体との取引があり、物理的な往来が頻繫にある など)

② 店舗での審査完了後に、その場で実施すること

○ 本人確認のために、自身のスマートフォン(SIM)に紐付いている電話番号とメールアドレスを、HSBCの銀行員へ伝えます。その際に、メールまたはSMSのよる実在認証が実施されます。

○「HSBC HK Mobile Banking」のアプリで、銀行口座との紐付けのための認証を実施します。もし、アプリの設定方法が分からなければ、HSBCの銀行員がアカウント設定をサポートしてくれます。

※ HSBC HK Mobile Banking のアプリを店舗でダウンロードする際、インターネット速度が遅い場合は時間が掛かってしまいます。ですので、HSBCの店舗へ来店する前に、事前に App Store や Google Play などから、自身のスマートフォンへアプリをダウンロードをしておきましょう。

○ 店舗でHSBCの銀行カードを受け取ります。

○ HSBCのATMで、初回の口座確認のために、100HKD(紙幣)をデポジットする必要があります。

HSBCの銀行口座を開設した所感

○ HSBCの銀行口座開設に掛かった諸経費
・深圳と香港との往復電車代
・ATMへの初回デポジット用の100HKD
○ 中国内地(特に深圳)で仕事や生活をしている場合、口座開設における信用の観点から有利かもしれません。
○ 口座開設を担当する銀行員によって、対応や結果が異なる場合もありそうです。

注意点

本記事で記載したような、必要な条件を整えたとしても、必ずしもHSBCの銀行口座を開設できるとは限りません。

他の方の実際の事例として、特に香港に居住していない方の場合、HSBCの店舗に足を運んでも、理由を明示されないまま口座開設を断られるケースや、門前払いされてしまうケースもあるようですので、ご注意ください。

まとめ

HSBCの口座開設はハードルが高いと思いますが、マルチカレンシー口座や24時間対応の国際送金が非常に便利で、オンラインでの口座管理機能も充実しているため、他の銀行にはない強みと言えるでしょう。

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About the author

ohara

通信業界で法人向けのNWサービス・OA機器・グループウェアなどの、IT製品の導入を担当するセールスとしてキャリアをスタート。

その後、SIer系のデータセンター事業会社で、物理サーバー / ホスティングサービスのプリセールスエンジニア、SaaS型のSFA / CRM・BtoB向けのEコマースなどのカスタマーエンジニアを経て、現在のビヨンドへ入社。

現在は中国(深圳)に駐在して、中国ドラマと billbill を見るのが日課です。

所有資格:簿記二級