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「マイグレーションコンペティション 2017」に参加してきました!

インフラエンジニアの寺岡です。

先日、MSP協会主催の「マイグレーションコンペティション 2017」に参加してきました。
MSPJマイグレーションコンペティション2017winter / connpass

前日に早めに仕事を切り上げていざ新幹線で東京へ・・・ほんの少しですが観光することもできました。
私自身あまり旅行等をしないので、今回はプチ旅行的な感じで楽しかったです!
・・・・・・・写真は撮り忘れましたのでありません(その分満喫してました)

■肝心の当日はというと・・・?

頭を使いました。とても。(しょっぱなから頭を抱えていたのは内緒です)
思った以上に考えなければならないことが多かったです。
今回の競技は「今動いているシステムを新しい環境に移行する」ことが目的だったのですが
移行しましょうと言うのは簡単ですが、実際やってみると難しいですね・・・
私自身まだまだエンジニアの端くれなので個人的にすごく勉強になったのでよかったと思ってます!
また当日はチームでの活動でしたので、同じチームだった方にこの場で改めてこっそりお礼を・・・
(ありがとうございました)

考えなければいけなかったことを超絶ざっくりにまとめると以下の2点に↓

要望的な「何か」

要望ではなくて要望的な「何か」です。
きっちりとしたものでは当然ありません。ものすごく曖昧です。
ましてやドキュメント等が残されているわけでもありません。
そこから、不明な点に関してはこちらから質問・提案する必要があります。

・今の環境を新しい環境に完全移行して欲しいです。
・実施した内容と結果については報告が欲しいです。
・システムを止めるときは利用者に告知が必要なので連絡が欲しいです。
・昔から使っている古い環境なので、バージョンアップして欲しいです。
・できれば利用者に影響を出さないように切り替えたいです。
・できればサーバに関する資料があるとありがたいです。
・できれば今はまったくバックアップを取っていないのでバックアップを取れるようにしたいです
・できれば今後は利用者が増えるのでシステムを冗長化したいです。
・できれば新しいインフラエンジニアに引継ぎするために必要な情報がまとまっていると嬉しいです。

・・・なるほどですね(
私のチームでは「できれば」の部分は後回しにして
上4つのmustであろう項目を先に実現するという方針で作業しました。
また、資料が何も残っていないことを前提としているので
新環境の構成情報等を資料として残す必要がありました。これまた大変でした。

実際に移行するとなったときの技術的要素

技術的な要素もやっぱり大事。形にするためには技術が必要です。

  • AWS ⇒ Azureへ移行する
  • Redmineが動いているサーバを移行させる(もちろんデータも含めて)
  • CentOSが5.3
  • メール配送を行うのでメールサーバの移行も必要

まず、Azureの使い方がわからないというところから始まりました。
AWSならわかるのですが、残念ながら移行元の環境なので新規構築する環境は全部Azure。
redmineやメールサーバの移行も同じです。
一つずつ調べて・やってみて・解決。勉強になりました。

■競技の結果は・・・?

入賞できませんでした(きっぱり)

■まとめ

楽しかったですしとても勉強になりました。
1日かけての競技だったのですが、時間が経つのが思いのほか早かったです。
反省点も多かったので潔く受け止めて今後の糧にします。
次回も是非とも参加したいと思います!(次は入賞したいです)

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About the author

寺岡佑樹

2016年ビヨンド入社、現在6年目のインフラエンジニア
MSPの中の人として障害対応時のトラブルシューティングを行いながら
AWSなどのパブリッククラウドを用いたインフラの設計/構築も行っている。
最近はDockerやKubernetesなどのコンテナ基盤の構築や
運用自動化の一環としてTerraformやPackerなどのHashicorpツールを扱うことが多く
外部の勉強会やセミナーで登壇するEvangelistの役割も担っている。

・GitHub
https://github.com/nezumisannn

・登壇経歴
https://github.com/nezumisannn/my-profile

・発表資料(SpeakerDeck)
https://speakerdeck.com/nezumisannn

・所有資格
AWS Certified Solutions Architect - Associate
Google Cloud Professional Cloud Architect