【IT企業に就職するなら知っておけ!】今さら聞けないLinuxとは?(初心者向け編)
こんにちは!
株式会社ビヨンド四国オフィスのペルシャ猫、いのうえです。
2022年も明けたということで、4月からエンジニアとして会社にお勤めになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで、今回は完全初心者向け!
「Linux」ってなに?という疑問にお答えしたいと思います。
私も、入社当時「りなっくす」と聞いて「???」思考停止しました。
エンジニアのたまごとなる方が私の様に思考停止しない様に、こちらで解説していきます。
Linuxってなんなの?
「Linux」とは、OSのひとつです。
皆さんも、WindowsやMac OSをご存じかと思います。
Linuxも、WindowsやMacといったOSの一種です。
「OS」とは、オペレーティングシステムの略で、パソコンやスマートフォンを操作するための基本ソフトウェアです。
先ほど、LinuxはWindowsやMacなどと同じOSの仲間と話しましたが、
LinuxにはWindowsやMacにはない特徴が多くあります。
Linuxの特徴
Linuxは、オープンソースと呼ばれ、誰もが無料で自由に利用することができます。
その為、IT関係の仕事だったり、学習用だったりといろいろな用途に用いられます。
主にサーバー向けに利用されているかと思いますが、それだけではなく個人のプログラミング学習用の環境としても優れています。
なぜなら、Linuxは、先程も話しましたように無料で開発環境を用意することができ、プログラミング環境が整えやすいからです。
Linuxは、CUI操作が基本です。
皆さんが普段のパソコン操作で慣れている、マウスでポチポチなんて動作は基本的にはありません。
マウスはほとんど使用せず、キーボードでコマンドを打つことによって、私たちからOSへ命令を出すことができます。
コマンドを使用し、OSに命令を送ることで、Apacheなどのソフトウェアのダウンロードを可能にしたり
サーバーの状態を確認したりすることができます。
それに加え、cronで指定した時間に指定したプログラムを起動することや
ログローテートの設定で、システムに残る記録データがずっと残り続けDiskを圧迫することがない様に
一定に期間が経過すると削除したり、上書きしたりすることが可能です。
この様な操作を自動化する仕組みを活用することができます。
また、Linuxでは品質の高いソフトウェアが多くあり、そのほとんどが無料で利用することができます。
ソフトウェアの代表的なものとしては、「Apache」「MySQL」です。
Linuxは、世界中でたくさんの人にサーバー用途として利用されている為、信頼性が高いのも特長のひとつです。
しかし、ヘルプやドキュメントのほとんどが英語で、日本語しか理解できないペルシャ猫にとっては理解するのに苦労する点でもあります。
ただ、英語のヘルプやドキュメントが用意されているということは、それほど世界中で広く利用されているという証でもあります。
これから、日本語のヘルプやドキュメントが増えていくことがあると嬉しいですね。
Linuxは、動画や音楽といったマルチメディアを編集する処理が苦手です。
なので、そういった処理はWindowsやMacが得意とする分野になります。
私が考えるLinuxの最大のメリットは、無料で誰もが利用でき、自由に構築やカスタマイズができるという点です。
導入コストがかからないのは嬉しいポイントですよね。
万が一、思うように動かなかったとしても、何度でもソフトウェアをインストールしカスタマイズすることができるので心配ありません。
最近では、インターネットで調べるだけで、ソフトウェアのダウンロード方法や、たくさんのコマンドを知ることができます。
使い方のあれこれがインターネットで検索した時たくさん出てきますので、Linux初心者であってもLinuxに触れることができます。
「Linuxってめっちゃおもろいやん!もっと触ってみたい!」と感じる方も多いのではないでしょうか?
Linuxでは、ユーザー権限を付与することもできるので、セキュリティ面でも安心して利用することができます。
狭義のLinuxと広義のLinux
「Linux」と聞くと、なんとなく想像がつく人もいるかもしれませんね。
エンジニアが何気なく使っている「Linux」という言葉ですが、「狭義のLinux」と「広義のLinux」に分かれます。
「狭義のLinux」とは、「Linuxカーネル」のみを指す言葉です。
「Linuxカーネル」とは、LinuxOSの中核となる部分です。
「カーネル」とは、ハードウェアに指示を出すOSの中核部分を指します。
ということは、「Linux」というOSの中にある、「Linux」という名前でコンピューターのハードウェアを制御するソフトウェアのみを指す言葉です。
Linuxをカーネルとして考える時、「狭義のLinux」と呼びます。
私が、「Linuxってなんなの?」で触れた様に「Linux」を「OS」と考えると、これは「広義のLinux」となります。
Linux環境を準備する時、まずはどの「Linuxディストリビューション」を利用するかを決めます。
さてさて、「ディストリビューション」とはなにか?疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Linux環境を準備するうえで必要な「ディストリビューション」についてお話ししたいと思います。
先程も話した様に、カーネルと呼ばれる中核部分に加えて、ユーザーがLinuxを利用できるように
基本的なコマンドやアプリケーションなどを含めたものがまとめてパッケージングされたものを「ディストリビューション」と言います。
すなわち、LinuxをOSとして考える時、「広義のLinux」と呼びます。
「広義のLinux」=「Linuxディストリビューション」と覚えておけばいいと思います。
「Linuxディストリビューション」の種類は、Red Hat系とDebian系がありますが、
私がよく使っているのはCentOSなどを含むRed Hat系です。
普段は「狭義のLinux」や「広義のLinux」といったことは意識することが少ないですが
エンジニアとして知っておくといい豆知識でもあります。
Linuxの操作方法編ブログ
Linuxの操作方法については、少しですが過去にブログを書いています。
参考にしていただけると嬉しく思います。
【Linux初心者向け】できた!viコマンドで編集と保存
【超絶入門3分】できた!Linux系OSコマンド実行履歴を表示する
【超絶入門1分】できた!Linux系OSのシステム稼働時間を調べる
【超絶入門3分】できた!ディスク使用容量を調べる
【超絶入門3分】できた!ディレクトリ作成と削除
Linuxチャレンジ編ブログ
【ペルシャ猫備忘録】AWS無料枠で試してみた!SWAP領域を追加する
【Apache】アクセスログの見方をやさしく解説
Linuxお役立ち編ブログ
これで解決!忘れてしまったMySQLのrootユーザーパスワードを変更する
さいごに
かなりざっくりとまとめた記事でしたが、いかがでしたか?
私は、入社当時に「新しいLinuxの教科書」という本を買って読みました。
Linuxがどんなものなのか?という疑問から、エンジニアがよく使うコマンドの解説まで幅広く書かれているのでお勧めです。
これを機に、Linuxの歴史なんかを調べてみるのも楽しいかもしれません。
エンジニアとして羽ばたく新社会人をペルシャ猫は全力で応援しています!
日々成長、日々前進。
毎日、私自身をアップデートしていかなければ!!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。