🍁カナダでクレジットカードが止められたうえに詐欺に合いそうになった話🍁
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こんにちは。
尊敬する人は Diffie Helman
システムソリューション部のかわです。
4月ですね。春は新しく人が入ったりして環境が変わるので好きです。
2024年度はビヨンドも新卒メンバー15名を迎え、どんな感じになるんだろうとわくわくしてます。
今月末には現カナダ派遣中メンバーも帰ってくる&別メンバーの派遣も控えていたりと、個人的には人の入れ替えもあって楽しみです。
かくいう筆者も昨年10月末まで、3ヶ月間のカナダオフィス出張に行っておりまして、なかなか楽しい日々を過ごしていました。
(↓詳しくは下記ブログを参照されたし)
しかし、3ヶ月も過ごすと楽しいことばっかりではないのが現実。
トロント滞在中、4件のブログ記事をたしなめていた中、
実は
2枚持参したクレカが両方ともWeb利用停止、
さらに有給取得中に旅行に行こうと航空券を予約した際、使っていない約$300をプラスで請求をされた挙げ句、
取り消しをしようと問い合わせたTwitter(現X)アカウントが詐欺アカウントだった。
ということがありました。
この記事は、現金30カナダドルのみを持って訪加した人物の虚しい戦いの記録である。
序章
2023年7月末、筆者は総額30🍁ドルを手に単身海を渡った。
▼ 筆者
同8月よりカナダオフィスに通い始めた筆者は、久々のトロント訪問に心躍らせていた。
社宅からは駅もスーパーも徒歩圏内、オフィスも近くて便利。
楽しく充実した日々が続く・・・はずだった。
2023年9月 航空券購入不可事件
2023年9月を前にして、学生時代にホームステイをしたホストファミリー宅を訪問するため、筆者は航空券を探していた。
▼ ホストファミリーの犬🐶
有給休暇を事前に申請していたので、日付から比較的安めの便を探し購入へ進む。
間違いのないことを確認し支払い情報を送信。
が、しかし購入ができない。
いつも苦楽を共にしてきたVISAカードで購入が進まない。なぜだ。
日程も近づいていたため、筆者は仕方なく予備の MasterCard で購入処理を終えたのである・・・。
カード利用不可が発覚
航空券の購入から数日後、無慈悲にも「その時」は突然訪れた。
ある日何気なしに App Store からアプリをインストールしようとしていたところ、「確認が必要です」というメッセージが表示されインストールができない問題が発生。
ちゃんと見てみると、Appleアカウントに紐づいているクレジットカード情報がエラーになっているではないか!
今までこんなことなかったので、登録していた VISAカードを一旦削除し、MasterCard の情報を入力⇢完了をタップするも、しばらくグルグルの後に。
_人人人人_
> 拒否 <
 ̄Y^Y^Y ̄
今まで積み上げてきたものが脆くも崩れ落ちる音が聞こえた筆者は、その日はそのまま床(ベッド)についたのであった。
カード会社への問合せと11重請求の発覚
次の日何事もなかったかのように仕事に行った筆者は、帰りに Shoppers(薬局みたいなの)でグミを購入。(おすすめは Maynards のサワーパッチ)
あれ?ふつうにカード使えるぞ?なんで?
購入後、すぐにカード情報を Apple Store へ再登録、も、
_人人人人_
> 拒否 <
 ̄Y^Y^Y ̄
どうやらWeb決済だけ拒否されてるみたい。
そのとき、筆者のハムスター並みの脳みそに、走馬灯のように嫌な予感が横切ったのである。
- もしかして不正利用にあった?
- 利用額が大きすぎた?
- もしかして不正利用された?
帰宅後、急いでVISAカードの利用状況を確認。すると
なんやこれは...
次月の10月請求として11回もの同額請求が来てるではないか!!
その瞬間、筆者の脳裏に
__________________________________
( )
( あ、航空券買ったときにトランザクションポチポチしちゃったかも )
(______ ___________________________)
○
。
゜
やんぬるかな
たぶんこれ、絶対これだ。
ということでカスタマーサポートにメールで連絡。日本との時差は13時間。早く返事はほしいけど、日本の良い子はみんな寝てる時間。もうダメだ。
その日は仕事後で疲れていたのもあり、やることはやったので早々に床(ベッド)についた筆者であった。
カスタマーサポートからの返信と、航空会社との戦い
次の日、日本時間の夕方くらいにカスタマーサポートから返信があった。
「急な海外での利用があり、不正利用の疑いとして自動検知されたので、Web利用が一時停止措置になっています」
との返答。
<え?
そりゃー、日本より物価は高いしちょっといつもより利用は多いけど、そりゃないゼ。
仕方ないのでメールに(紳士的に)返信しつつ、早起きできたときに電話しようと考えつつ。
航空会社に11件のトランザクションの内、10件の重複請求を取消ししてもらえるよう連絡することに。
たまたま見ていたTwitter(現X)で調べると公式アカウントがいたので、そこにDMをしてみたところ
要約すると、
筆者「この期間で請求されてる座席代の22.6ドル x 11件は重複されて請求されちゃってるから、10件取り消してくれ」
航空会社「チェックしたけど知らん。うちが請求してるんは航空券と座席代もろもろで276ドルだけやで。銀行に聞いてくれ」
てな具合で、
あの座席予約したときの無限ローディング&エラーのせいで11件も走ったんじゃろが(#・∀・)
という気持ちを押し殺し、引き続きカード会社側での請求取り消しができないかを再度メール。
そんなとき、Twitter(現X)で航空会社のカスタマーサポート用アカウントからDMが来たのである。旅行前日のことであった。
詐欺との戦い
旅行当日、ホストマザー宅に到着した筆者は、10年ぶりくらいの再開に最高にハッピーな気持ちに浸っていた。
▼ ホストファミリーの犬🐶
滞在2日目、頭の片隅にクレジットカードの件がこびりついてはいたが、🐶の散歩やホストマザーとの再開でほぼメールなど後回しになっていた時分、
Twitter(現X)で航空会社のカスタマーサポート用アカウントからDMが来たのである(しかも夜中3時。最初は時差の兼ね合いかな~?と思っていた)。
航空会社Twitter「どうしましたか?」
筆者「多重請求されてるから取り消してくれ」
航空会社Twitter「チェックしたけど90日後にしか返金できん。本社(アルバータ州)まで来れば返してやる」
筆者「え?90日も待たなあかんの?あとアルバータとか無理」
航空会社Twitter「じゃあ無理やな。てか電話するから出ろ」
(航空会社から鬼電)
筆者「いやいやこっち夜中3時やで。無理やで」
(航空会社から鬼電。無視。)
てな感じで押し問答が続いたのである。
この時は本当に公式アカウントのカスタマーサポートとやり取りしていると信じていたが、鬼電と、その後に「現金送金アプリ取ってくれ。ケニアの銀行口座に送金処理してくれたら日本円で返すで」
と言われ、いやこれはおかしい...となり、筆者は不毛にも詐欺アカウントとの交信を夜中の3時に行っていたことに気づく。そこでやり取りを止められたので、結果的に被害なく事なきを得た筆者であった。
人間、「溺れる者は藁をも掴む」とはよく言ったものである。
そして終焉へ
楽しい時はあっという間に過ぎトロントに帰宅後、
一時はトロントにある日本大使館に駆け込もうとも思ったくらいだが、引き続きカード会社からの親切なメールに安心させられ、電話連絡はなかなかできなかったが、あちらの良心的な対応でなんとかWeb利用制限を解除していただいた。
その後に Apple Store にもカード登録ができるようになり、滞っていた Apple Music や iCloud ストレージの追加容量も復活。デジタル世界に生きるものの定めか、筆者がペラペラの紙幣の重みを感じるのには十分過ぎるほどであった。
約3ヶ月の滞在期間中、トロントオフィスのみんなのおかげでそれ以外は何事もなく生活でき、無事帰国することができたのである。同僚のみなさんには感謝しかない。
そして帰国後、10月請求として上がっていた1+10回分の架空請求的に宙に浮いていた2500円たちは約2ヶ月後に不渡りとなり、無事消失したのである。
教訓
現金はもう少し持っていこうと思った