【*#06#】eSIM・デュアルSIMの対応端末か確認する方法

eSIMまたはデュアルSIMに対応している端末を、簡単に確認する謎の番号「 *#06# 」にまつわるお話をします。

若干、何かのパスワードのようで怪しい感じもしますが、全くそんなことは無くて「非常に便利な番号」なので、ぜひ皆様に活用していただければと思います。

その他、eSIMに関する関連記事もいくつかありますので、ぜひ本記事と併せてご覧ください。

〇【考察】日本はデュアルSIM・eSIM 非対応のスマートフォンが多い

〇【eSIM】スマートフォンのSIMロックとその解除方法

〇【eSIM】APN設定について解説 ~ iOS編 ~

〇【eSIM】セットアップ方法 ~ iOS編 ~

そもそもこの番号は?

そもそもこの番号についてなのですが、「*#06#」というのは「IMEI(International Mobile Equipment Identity)番号」を表示させるためのものです。

各機種の設定画面からも確認できますが、お使いのスマートフォンで電話のアプリを開いて、 *#06# と入力するだけで、簡単にIMEIの情報を取得することが出来ます。

ちなみにIMEIというのは、世界共通で認められた端末の管理番号のことで「一意の個別番号(15 - 16桁)」が割り当てられています。

この一意の番号からは、その端末のメーカーや原産国・シリアルナンバーなどが分かるようになっていて、例えば、SIMロックを解除する時に、自分の端末のIMEI番号を契約しているキャリアに伝えます。

キャリア側はそのIMEI番号でユーザーの端末を確認し、正式な手続きとしてSIMロック解除を進めてくれます。

eSIM / デュアルSIMに対応しているかどうかの確認方法

ここからが本題になりますが、実際にスクリーンショットを用いて解説していきます。

お使いの端末で電話のアプリを開き、キーパッドで *#06# と入力してください。

iPhone のサンプル画面

Android のサンプル画面

各情報の説明

① EID

これは Embedded Identity Document(内蔵型識別文書)と呼ばれ、eSIMに関する情報が表示されています。

② IMEI

先ほど開設した、IMEIに関する情報が出力されています。

このセクションの情報は、1つ目のSIMカードスロットに対する情報です。

SIMロックの解除等をおこなう場合に提供する情報については、この1つ目の情報を提供すれば問題ありません。

③ IMEI 2

同じく、IMEIに関する情報が出力されています。

このセクションの情報は2つ目のSIMカードスロットに対する情報です。

この情報から判断できること

どの iPhone・Android であっても、上記と同じような様な画面が出力されるかと思いますが、内容を整理してみると、以下の様に端末の情報を判断することが出来ます。

① の「eSIMの識別子であるEIDが表示される」 → お使いの端末では、eSIMが使用できる可能性が高い

③ の「2つ目のIMEI情報が表示される」 → SIMスロットが2つ認識されているので、デュアルSIMが使用できる可能性が高い

まとめ

いかがでしたでしょうか?

横文字やアルファベットが大量に出てきたので、少しややこしかったかも知れませんが、今回の内容を改めて下記にまとめてみます。

  1. お使いの端末で電話アプリを開き、 *#06# と入力
  2. 画面にEIDが表示されれば、eSIMを使用できる可能性が高い
  3. 画面にIMEI 2が表示されれば、デュアルSIMが使用できる可能性が高い

冒頭にも少し書きましたが、勿論、どのスマートフォンのOSでも設定画面から手動でこれらの情報を確認することが出来ます。

しかし、個人的にはこの番号を入力して表示させる方法が一番簡単で分かりやすく、どのスマートフォンのOSであっても同じ方法で確認することが出来ます。

非常に便利ですし、特に Android だと機種ごとに設定画面自体が違ったりするので、それに比べるとシンプルな確認方法だと言えるでしょう。

ただ、注意すべきポイントは「上記の手順で確認できるのは、あくまで参考程度の情報」であるということです。

より正確に端末本体の情報を確認するためには、eSIM購入前やデュアルSIMの機能を使用する前に、必ずスマートフォンの販売元(メーカーや通信キャリア)に確認を取るようにしましょう。

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About the author

高城政紘

大学卒業後、某SIerに入社し
インフラエンジニアとしてのキャリアをスタート。
2021年の6月にビヨンドに入社し、
現在はシステムソリューション部所属。
主にWeb系のサービスを展開する企業が利用するサーバー / クラウドに対して、24時間365日の運用保守・監視サービスの提供をおこなっている。

保持資格は下記の通り
①AWS SAA
②Lpic 101