踏み台サーバ経由でWinSCPを使ってSCP接続する方法
インフラエンジニアの伊藤です。
最近のサーバ構成では、セキュリティレベルを上げるために踏み台サーバ経由でサーバに接続する環境が多くなってきています。
こんな感じの構成ですね。
エンドユーザはhttpでWebサーバのみにアクセスでき、サーバを設定する開発者等は踏み台サーバ経由で各サーバにSSHに接続出来る、という構成です。
コンテンツをアップロードする際にはSCPを使うことは多くあるかと思いますが、
踏み台サーバが存在する構成だと、対象のサーバにSSHやFTPで接続することが出来ません。
ということで、WinSCPで踏み台サーバ経由で接続する方法です。
セッション部分
WinSCPで起動した画面に入力する部分です。
転送プロトコル | SCP |
ホスト名 | ローカルIPアドレス |
ポート番号 | 22 |
ユーザ名 | 踏み台経由で接続するサーバのユーザ名 |
パスワード | 踏み台経由で接続するサーバのパスワード |
トンネル
[設定] - [接続] - [トンネル]で、踏み台サーバへの接続設定を行います。
SSHトンネルを経由して接続する | チェックを入れる |
ホスト名 | 踏み台サーバのホスト名orIPアドレス |
ポート番号 | 22 |
ユーザ名 | 踏み台サーバに接続するユーザ名 |
パスワード | 踏み台サーバに接続するパスワード |
ローカルトンネルポート | 自動選択 |
秘密鍵 | 踏み台サーバに接続するために必要な秘密鍵(.ppk) |
(秘密鍵は、エンドのサーバが鍵接続の場合に必要になります)
認証
[設定] – [SSH] – [認証]で、認証条件の設定を行います。
中頃にある「認証条件」にて、以下の設定を行えばOKです。
- 「エージェントの転送を許可する」にチェック
- 先程の秘密鍵を選択する
接続する
上記の設定で接続した際には、秘密鍵のパスフレーズの入力が求められます。
踏み台サーバに対するログインと、そこからエンドのサーバにログインするので、2回求められます。
これで無事繋がります。
踏み台サーバ経由の接続はちょっとだけ面倒ですので、是非この方法で接続してください!
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