社内副業 制度解禁!社内でカフェを立ち上げた話
目次
こんにちは。
珈琲いかがですか?
社内バリスタの五島です。
(※Webサービス事業部所属)
様々な新しい社内制度を展開し続ける弊社ビヨンドですが、またまた新しい制度が出来ました。
それが社内副業制度です。
※これまでのビヨンドの福利厚生や制度は以下記事にまとめられています。
私は珈琲がとても好きなので、この制度を利用して社内でカフェを立ち上げました。
この記事ではビヨンドの新制度である「社内副業制度」の概要と、実際に社内副業をやってみた体験談をお届けします!
珍しい福利厚生に興味がある方や、「社内で特技を活かして何かしらの商売をやってみたい」と考えている方は是非参考にご覧ください。
社内副業 制度とは?
社内副業制度とは「社内で社員向けに何かしらのビジネスを展開してもいいですよ」という社内制度です。
ちなみに、社内で何かを展開するのであれば「利益は取らずに無償か格安で提供したほうがいいいのかな?」と思いませんでしたか?
実際、この制度が公表される以前からずっと営業していたノムシン商店(既製品のお菓子や飲み物を仕入れて社内で販売)はどう考えても利益を取ろうとしていないくらいの良心的な金額で商品を販売しています。
この記事のタイトルは「なぜコロナ禍でも『ノムシン商店』は倒産しないのか?」ですが、
その答えはざっくりいうとノムシンさんこと開発部の野村がめちゃくちゃいい人だからだと思います。
―売り上げが伸びなくても続けてこれた理由は何ですか?
みんなの笑顔が見たいから、ですかね。
というか、売り上げを数えてないから赤字に気づいてないんです。
数 え た ら 終 わ り で す。
(本当にありがたい商店で、私も出社した際はほぼ必ず利用しています。)
また、私も以前にあくまで無償で利用できる社内の福利厚生として写真スタジオを立ち上げています。
制度誕生のきっかけ「利益出していいから、社内で何かやってみて」
このように、以前までは利益を出そうとせずにあくまでも福利厚生のような形で社内で何かを展開するのが暗黙の了解だったように思いますが(というか勝手にそう思っていました)、
2021年4月に「全然利益出していいから、みんな社内で何かやってみて欲しい」という弊社の代表原岡の言葉とともに社内副業制度が解禁されました。
以前から利益が出なくても社内で珈琲を提供してみたいと私は考えていたのですが社内副業制度の解禁で「え、利益出していいの?!」となり、より一層意気込むようになりました。
こういった背景で現在私は社内で「五島珈琲」という屋号で珈琲飲料を販売しています。
ちなみに2021年9月にリリースされたノベルゲーム会社説明会にも珈琲おじさんとして登場しています。
ちなみに現在は五島珈琲の他に、社内バーテンダーやお酒のアテを提供するおばんざい屋さんがあります。
これから先、社内副業を展開する社員がもっと増えてくるかもしれませんね。
あえて利益を出させる理由とは?
今回社内副業制度が解禁された背景としては「社員に商売感覚を身につけるきっかけを作りたい」という経営陣の狙いがあるようです。
確かに、利益を出そうとする前提なのかどうかでは、取り組み内容に大きく違いが出てきそうです。
あと多分、ちょっとせこい考えが出てきます。
ちなみに以前、代表の原岡に「利益を出してOKなら、すごいせこい商売とかしようとする人出てくるんじゃないですか?」と聞いてみたのですが、
「それだと結局買う人が出てこないだろうから、いいんじゃない?」とのこと。なるほど確かに。
社内副業とはいえ、その点は実際の市場原理と変わらなさそうです。
社内でカフェを開業してみた。社内副業 はかんたん?
「商売感覚を身につけるきっかけをつくる」という狙いで解禁された社内副業制度ですが、
そんな大袈裟なものなの…?と正直最初は思いました。
そんな疑念を抱いたまま、私は2021年の5月ごろから社内でカフェを立ち上げたのですが、
結論、社内副業はめちゃくちゃ大変でした。
利益はそう簡単には出せない上に、商品も思うようには売れません。
社内副業では自分を既に認知している人が顧客になるため、自分のことを一切知らない一般消費者に向けたビジネスと比べると割と簡単だと思うのですが、それでも儲かりまくり!みたいな状況には簡単にはなれません。
ここから先は、「どういうところが難しかったか」について商売初心者である私の視点から何点か紹介します。
社内副業 の何が難しかった?
社内副業に挑戦すると、商品を作って売るという商売の基本的な流れを一通り体験することができます。(※珈琲飲料販売の場合)
そんな取り組みの中で難しかったこと、苦戦したことは主に以下の通りです。
①価格設定:適正価格はいくらなのか?
まず最初に直面した難点が、価格設定です。
普通に会社員をしているだけだと自分一人で商品の価格を決めることってなかなかないですよね。
価格は安く設定しすぎると利益が出せず、高く設定しすぎると、誰も買ってくれなくなります。
また、一度価格を決定すると、そこから安くすることは簡単ですが、高くする場合は値上げに納得してもらうための工夫が必要です。
世の中の商品が価格を一定にする代わりに内容(量など)を変更しているのはこのためですね。。
ちなみに現在は以下の価格で珈琲を販売しています。
ドリップコーヒー(ホット/アイス) | 150円/1杯 |
アイスカフェラテ | 100円/1杯 |
この料金を見て、どう思われましたか?
A:安いですよね??ありがとうございます!
B:え、コンビニコーヒーのほうが安い?そうですか…。
と、こんな風にノベルゲーム風に話を進めていきたいのですが、ブログでは難しそうなので、このまま一方的に語り続けることをお許しくださいませ。
なお、価格を決定する際の指標として考えたポイントは以下の通りでした。
- 一日何円の利益が出たらやりがいを感じられるか?
- 原価はいくらか?
- 一杯の提供にかかる労力はどのくらいか?(業務の合間で一日何杯まで提供できるのか?)
上記指標を考慮した結果、最初は「原価が思ったより高いから本当は250円で出したいけど、200円が限界かなあ…」とぼんやり考えていました。
そこでふと、代表の原岡に「社内副業で出すコーヒーですが、200円ならみんな買ってくれますかね?」と聞いてみたところ、
「え、高ない?これじゃ誰も買わへんで?」と言われてしまいました。
そ、そんな…。
社内副業というワクワクした「夢」がキリキリする「戦(現実)」に変わった瞬間です。
自分の頭でなんとなくで考えた価格が市場ではいかに通用しないかが分かりました。
ここの詳細はブランディングや仕入れに関わるため、後述します。
上記のように、社内でもいろんな人に「いくらだったら買おうと思いますか?」とサンプルを飲んでもらいながら聞いて回り、最終的に前述の価格に落ち着きました。
結局は自分の出したい価格とみんなが求める価格の妥協点を探すような工程だったと思います。
ちなみに、ドリップコーヒー150円は今でも高いという意見をいただいていますが、仮に100円で提供すると本当に全く利益が出ないので、やむを得ずこの価格で提供しています。。
②材料の仕入れ:卸価格での仕入れが出来ない
通常のカフェは大量消費する前提で卸価格で安く、大量に珈琲豆を仕入れていますが、社内副業の規模ではそういった仕入れ方は出来ません。
そのため、どうしても原価が高くなってしまいます。
原価を抑えるためには、より安くグレードの低い豆を仕入れる形になりますが、豆のグレードを下げると自分の思うような美味しいコーヒーを提供できなくなります。
ちなみに、ここでいうグレードの低い豆とは焙煎日が不明で新鮮な状態かどうかが分からない、量販店で販売されているような珈琲豆を指します。
珈琲豆は焙煎後から2週間ほどで酸化して風味が落ちてしまうため、私は週に200~400gずつ程度しか豆を購入していません。
ちなみに粉の状態では、わずか8時間で酸化が完了するそうです…!
そのため、社内で提供する珈琲は必ず焙煎から2週間以内の豆を使用し、その場で豆を挽いてからドリップして提供しています。
単に利益だけを追求するならば、手っ取り早く豆のグレードを下げても良かったと思います。
実際、一度だけグレードを下げた豆で珈琲のサンプルを飲んでもらった時は、劇的に「美味い!」という感想こそないものの、「不味い」という意見も特別ありませんでした。
そのため豆のグレードを下げるかどうかは結構迷ったのですが、それなりの珈琲を適当に提供するだけなら自分がやる必要はないなと思い、やはり豆のグレードは下げない決断をしました。
また、使用する豆のグレ-トに関わらず、副業としての珈琲提供で高い利益を出すのはリソース上難しいので、
それならば目先の利益を少し増やすよりも「五島の珈琲は美味しい」と社内で噂になる未来が来てくれた方が嬉しいなと思いました。
③ブランディング:どうやって価値を感じてもらう?
一杯ずつ丁寧に作って珈琲を提供する私のスタイルでは、ファーストフード店のように薄利多売で利益を出すことは出来ないため、競合価格(コンビニコーヒー)より少し割高でも買ってもらえるよう、いかに自分の商品に価値を感じてもらえるかが大切になります。
私は22歳頃から珈琲のドリップを始め、今日に至るまでの7年間、珈琲をドリップしなかった日はなかったほどに珈琲への愛情が強いです。
(最近はドリップだけでなくエスプレッソも取り扱うようになりました。)
ちなみに先月は2週間ほどホームホワイトニングをしていて、その期間中、歯に着色がおきる飲食物は控えなければならなかったのですが、たったの2日で我慢できなくなり、すぐに珈琲を飲んでしまいました。
これだけ珈琲が好きなので、もちろん、より良い味を作り出すための情報収集と研究は今でも欠かせません。
それゆえ、おそらく一般的な人よりは珈琲の扱いに長けている方ではないかと自負しているのですが、プロとしてのバリスタ経験はないため、結局自分は素人です。
だからこそ、どれだけ良い豆や機材を使用しているとしても、どうしても私の珈琲はコンビニコーヒーと比べられてしまいました。
確かに、コンビニ珈琲は値段を考えると信じられないくらい美味しいですからね。
無理はありません。
2021年の10月時点では、まだまだブランディングはうまく浸透させられていないので、今後も様々な方法で自分の珈琲に価値を感じてもらう方法を考えていくつもりですが、
今日まで取り組んできたことを一度この場で紹介します。
①珈琲の雑学発信
多くの社内メンバーは自分ほど、珈琲への熱意を持っていません。
そこで、開店のお知らせとともに、珈琲に関する豆知識(オヤジギャグではないです。)や、使用している珈琲豆の味わいや香りの特徴についてプレゼンしたりしていました。
是非皆さんには珈琲愛を深めていただきたいのですが、珈琲のことを語りだしたら止まらなくなるめんどくせえ奴にはならないよう気をつけています。
②提供カップの工夫、イメージ写真の撮影
開店当初は利便性を考慮して紙コップで提供していましたが、紙コップで提供する珈琲はなんとも言えない安っぽさがありました。
食べ物において、使用する食器や、盛り付け方ってすごく大事ですよね。同じ味だとしても、見た目で美味しく感じられるかどうかが左右されるのではないかと思います。
そのため、現在は会社のグラスと持参したコーヒーカップでの提供に変えています。
また、私はフォトグラファーとしてのキャリアが多少あるので、珈琲が美味しく見えるような写真をたまに撮影してイメージ写真として公開していました。
いいわけですが、ちゃんと真剣に撮った写真はまだないので、そのうち挑戦してみようと思います。
③コンビニコーヒーでは味わえない個性的な豆を使用
コンビニコーヒーはコスパ最強で美味しいのですが、万人受けしやすい個性の強くない豆を使用していることがほとんどです。
そのため、五島珈琲では意図的にコンビニでは味わえないようなフルーティな香りがする豆を使用するなどし、差別化できるように工夫しました。
ちなみに、よく使用している豆はエチオピア産のナチュラル製法で作られた豆です。これが本当に美味しいんですよね。初めてこの味を外のカフェで飲んだ時は衝撃的で毎週のように飲んでいたことを思い出しました。エチオピアの珈琲は「モカ」とも呼ばれていて浅煎りの焙煎で使用される豆の中では代表格ではないかと思います。他にもケニアやコスタリカが有名ですかね。あ、ちなみによく「モカ」と呼ばれている珈琲豆の中にはエチオピア産のものとモカ・マタリと呼ばれるイエメン産のものがあります。これらは同じモカという名称でも産地が違うので風味は別物になります。また、ナチュラル製法のコーヒーはまるでワインのような香りがするのですが、珈琲なのにワインってどういうことだろう?って思いませんでし…
…え?
あ、語りすぎですか?
分かりました。今回はこの辺にしておきましょう。
④リピーターの人には好みに応じて味を変えていく
私は珈琲を提供したあとはなるべく感想を聞くようにし、次回注文してくれたときにはよりその人の好みに近い味でつくれるよう考慮しています。
社内副業で珈琲を提供して初めて気が付きましたが、味の好みは本当に人それぞれです。ある人にとって「濃い」珈琲が他の人には「薄い」ということもありました。
こういった取り組みで、その人にとってのより一層美味しい珈琲を飲んでいただきたいですし「また頼もうかな」と感じてもらえたらいいなと思っています。
社内副業 で経験できたこと
体験談の範疇ではありますが、社内副業の挑戦でいい経験になったな~と感じたことを3つ紹介します。
①原価計算
今まで原価の発生する商売に挑戦したことはなかったため、今回始めて原価を計算するという作業を経験しました。
私は数字に弱く、かなり計算が苦手なのですが、細かく計算していくうちに見えてくることがたくさんあるということに気づき、計算している時間は意外にも楽しいものでした。
計算方法がわからなくなった時はオカンに聞いていました。
また、商品を開発するたびに原価計算するのが面倒だし、計算方法を忘れてしまうので、レシピや原材料費に応じて自動で原価と利益率を計算できるようなスプレッドシートを作成していました。
②価格設定、及び調査
これは前述の通りですが、自分一人で価格を決めることはあまりなかったので価格の決め方や価格によって買ってくれる人がどんな反応をするのかをリアルに見れたのが経験になりました。
特に社内副業では、こちらから聞くと不味ければまずい(味が濃い、薄いなど)、高ければ高いと感想を伝えてくれる人が多いのが、学びにつながりました。
普通にお店をやっていたら、何も言われずにそのまま来店してくれなくなるケースが多いはずなので、とても対策がしやすいです。
③顧客ニーズの調査
今までは友人や家族に自分が美味しいと思う珈琲をある意味独りよがりで提供していましたが、社内副業の場ではお金を払って珈琲を飲んでもらうため、
自分が美味しいと思う珈琲ではなくみんなが美味しいと思う珈琲を提供する必要がありました。
金銭の発生によって、売る側も買う側も商品をシビアに捉えるようになるので、この緊張感がやはり面白いポイントだったと思います。
具体的に顧客ニーズを少しでも満たすためにやったこととしては、どの豆を使ったときが反応がいいかを見るようにしたり、値段が少々高く、珈琲が得意な人しか飲めないブラックコーヒーだけではなく、原価を抑えて値段を安くし、珈琲の苦さが苦手な人にも飲んでもらえるようなカフェオレ・カフェラテを提供するなどをしてみました。
ちなみに最初は日替わりでいろんな豆の珈琲を楽しめるようにして提供していたのですが「これはちょっと独りよがりな提供方法だったな」というのが皆さんの反応を見るにつれてわかってきたため、今は基本的に人気が高かった豆だけを固定で使っています。
社内副業 で学んだ「おいしい商品」の本質
突然ですが、みなさんは「おいしい商品」とはどのような商品だと思いますか?
私は「多くの人がおいしいと感じられる商品がおいしい商品」だと思っていました。
しかし、これは誤りだったのです。
料理そのものの評価であれば、上記で問題ないかもしれませんが、おいしい「商品」としての評価であれば評価指標は味だけでは足りません。
商品としての「おいしい」とは、味、体験、価格など様々な要素を含めて総合的に高く評価されたものを指しています。
つまり「売れている商品」が、「おいしい商品」なのです。
このことに気が付かせてくれた本があります。
それが、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏の著書「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」です。
読んでみると、なるほど、そういうことだったのかー!という内容の嵐でした。
ビヨンドでは社内に図書館があるので、知りたいな-と思う内容がある時は適宜厳選された良書で勉強する事ができます。
あと、東京リベンジャーズの漫画とかも普通に置いてます。
私はずっとおいしい味がする商品を作ればいつかはたくさんの人に買ってもらえると信じ、味の研究ばかりしていましたが、この本を通して、
いい「商品」を開発するならば、どんな価格で、どんなときに飲めたらいいのか?といった要素までしっかり考える必要があることに気が付きました。
我ながらなかなかにベタな商売初心者にありそうな失敗を経験できたなあと思います。。
この学びを生かして、今後さらによりよい「商品」を提供していきたいと思います。
ぶっちゃけ儲かる?社内副業 のリアルを公開
さて、ここまでに散々語りつくしてまいりましたが、あなたが気になるのは
「結局、儲かってんのん?」というところではないでしょうか?
なのでお答えします。ぶっちゃけ、全然儲かっていません。
理由としては以下の3点だと考えています。
- 原価が高い
- 商品があまりたくさん売れない(平均3~4杯程度)
- あくまでも副業なので、珈琲販売に時間をあまりかけられない
とはいえ、自分のつくったものをお金を払ってでも買ってもらえるという体験はとても嬉しいものですし、利益を得ることだけが目的ではないかなと思っています。
ちなみに、五島珈琲で得た利益で私は毎回ノムシン商店のおやつを買っているので、多分金銭的には手元に何も残っていないと思いますw
こんな感じで、現状一つのビジネスだと胸を張って言えるほどは五島珈琲で利益を出せていませんが、工夫を積み重ねることで、みんなに喜ばれて、なおかつ自分もノムシン商店のおやつを買うだけではなく、仕事帰りにラーメンも食べて帰れるくらいの利益を得られるお店にしていけたらいいなと思っています。
今後も試行錯誤していきます。
業務で活かせることが身につけられるか?
社内副業で得られる経験はとても貴重でおもしろいものだなと実感しましたが、その経験を直接的に業務で活かすのはちょっと難しいかもしれません。
例えば、私は普段Webを通して集客を向上させるようなWebマーケティング業務を行っていますが、社内副業の五島珈琲の販売対象は社内で限定されているため、Webサイトからの集客等はまったく関係がありません。
とはいえ、ここはやり方次第だといえそうです。今後、どうせなら本業の業務でも生きるような経験をできるように動いていきたいですね。あとは、マーケティングに関わる仕事を担当する新人の研修として期間限定で社内副業をやってもらったりすると面白いかもしれません。
【まとめ】やってよかった!社内副業 の3つのメリット
社内副業はかんたんではありませんが、なかなかに面白い経験ができます。
最後にまとめとして、社内副業をやってよかった!と思えた3つのメリットを挙げて締めくくりたいと思います。
①商売の基礎が身につく
自分がやりたいことで商売を始められるのでより一層「自分ごと化」して主体的に考えながら、経験を積めます。また、低リスクで始められるものの、売れたら全部自分の手柄ですし、売れなければ全部自分の責任です。
そんな環境で試行錯誤しながら取り組むので自然と基礎的な商売感覚を身につける第一歩にはなるのではないでしょうか。
②好きなことでお金を稼ぐ機会を圧倒的につくりやすい
一般的に好きなことでお金を稼ぐのは難しいと言われていますが、社内副業はもしかすると、自分の「好き」をお金に変える場所としてはもっとも手軽なのではないかと思います。
実際、私はまさか自分の珈琲にお金を払ってもらえる日が来るとは全く思っていませんでした。
③コミュニケーションのきっかけが生まれる
口数がすくなく、そこまで積極的に人と話すタイプではない私にとって、これはメリットでした。珈琲を注文していただいてから、提供の間のおよそ5分間程度の時間で自然と会話が生まれたりしますし、珈琲を通して自分のことを知ってもらえたり、逆に自分が買ってくれた人のことを知れるのがいいなと思います。
以上となります。
社会情勢が落ち着けば、是非社外の方にもお召し上がりいただく日が来ると嬉しいです!
最後までご覧頂きありがとうございました。