職場の人間関係が改善するかも?な施策実例を紹介【2022ソシブン活動まとめ】
目次
職場の人間関係でお悩みはございませんか?
こんにちは。
ビヨンド 第5期組織文化委員会 委員長の五島です。(※Webサービス事業部)
仕事の悩みのほとんどは人間関係だとよくいわれているように、職場の人間関係が充実しているかどうかは仕事のモチベーションにも多く関わってきますよね。
そこでビヨンドでは「組織文化委員会」が組織内でのコミュニケーションの場を提供し、充実した人間関係を築くことを目的にイベントの企画や社内環境改善の施策等を行なっています。
今回はそんな第5期の組織文化委員会で1年を通して実施した施策を組織文化委員会委員長の私からざっくばらんに振り返りながらご紹介します。
本内容が職場の人間関係を向上させるために何か始めたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
また、人気がなかった取り組みも紹介しますので是非私たちを反面教師にもしていただければと思います。
それでは参ります。
職場の人間関係に関する課題(ビヨンドのケース)
まずは任命された当初に代表からヒアリングした社内の人間関係の課題感を以下に共有いたします。
- 業務以外のことを話す場があまりない
- 世代や部署を超えた交流が少ない
- メンバーの精神的な支えに繋がる施策を増やしたい
前提として、ビヨンドは元々かなり職場の人間関係はいい方ではないかなと個人的に感じていますが、確かに社内での交流がさかんな人とそうでない人の温度差は一定数あるのかなというところでした。そのため、5期 組織文化委員会では上記課題を解決する施策を考えていくことにしました。
第二の青春?! 5期 組織文化委員会が掲げた活動方針
上記課題を1年間で解決に向かわせるべく、まずは活動方針を委員会メンバー4名で考えました。
そこで生まれた活動方針がこちら。
- 第二の青春をビヨンドで
- 多様性を尊重したコミュニケーション
上記活動方針がどういう意味なのか、またどういう背景で決められたのかを以下にて説明していきます。
なぜ青春なのか?活動方針決定の背景
そろそろ内容に飽きられてくる可能性があるな、と思ったので休憩がてら猫画像の共有失礼します。
いやあ、たまりませんね。それでは続きをどうぞ。
さて、なぜ上記のような活動方針を定めたかですが、
1つ目の活動方針「第二の青春をビヨンドで」は、一般的に学生時代よりも大変なことが多く目まぐるしく毎日が過ぎていきがちな社会人になってからでも
ビヨンドを通して青春と呼べるような思い出・関係づくりができるようにしたいという想いが込められています。
「青春」は私が冗談半分で出した案だったのですが、委員会メンバー内で「いいんじゃないですか?」と肯定的な意見をもらえたので採用させてもらうことになりました。
社内の活動報告で「私たちは第二の青春の提供を目指しています」と発表するたびに「ああ、やっぱ恥ずかしいなコレ。。」となっていましたが、結果としてわかりやすい活動方針だったかもしれません。
もう一つの「多様性を尊重したコミュニケーション」については「青春」と聞いて思い浮かべるものが人それぞれ違うであろうことを考慮し、決して「青春の押し付け」にはならないように気をつけたいという思いを込めて採用しました。
例えば社会人の代表的な楽しみ方といえば基本飲み会になるかなーというところですが、お酒を飲みながら皆で大騒ぎしたりすることだけにとどまらず、楽器を楽しむとか、ボードゲームを楽しむとか、山に登るとか、それぞれの青春を謳歌してもらいたいなと5期では考えました。
さて、以下よりそんな活動方針に沿って行った活動内容を大きく、制作物、施策、イベントごとに紹介していきます。
部署・世代を超えたコミュニケーションのきっかけに!部活動制度の開始
▲ビヨンド サウナ部の活動時に撮影した集合写真
部活動制度は、共通の趣味がより深い人間関係を築くきっかけになるのではないかという考えから企画しました。
2021年1月から制度が正式に開始し、2022年11月現在では約60人近くいるメンバーのうち半数以上(34名)が何かしらの部活動に所属しています。
自然と休日に社員同士が会うきっかけをスムーズに作り出せたのが、部活動制度がうまく行った点だといえます。
やはり共通の趣味を持った者同士で集まると仲が深まりやすいですよね。
部活動制度の詳細は以下にて紹介しています。
入社後の不安を解消? 新卒研修・歓送迎会の実施
こちらは、5期ソシブン(組織文化委員会)に限らずビヨンドが恒例で毎度実施している内容になりますが、
新人が入社した場合は主にソシブンが歓迎会を開催します。
オンラインで集まる場合は、参加人数が20~30人以上になるケースがほとんどなので、4名前後のブレイクアウトルームに分割したうえで新人メンバーに各ルームに回っていただく形で進行していきます。
私も入社した当初歓迎会を開いていただきましたが、これをきっかけに入社後の不安や緊張がほぐれていったので、とても助かりました。
ちなみにカナダオフィスでメンバーが増えた場合は日本時間の土曜10:00~12:00、カナダ時間の金曜日20:00~22:00(季節により変動)に実施したりします。
また新卒入社時は歓迎会の他、入社後の研修の一環として、先輩メンバーも交えたコミュニケーションゲームを実施します。
5期ではペアになってお互いにインタビューし、相手をみんなに紹介する「他己紹介」を実施しました。
こういった研修をきっかけに新人メンバーと既存メンバーのコミュニケーションが自然と増えていく様子を見ると開催してよかったな…と感じます。
一度でも話すようになればその後は自然とコミュニケーションが生まれやすくなりますが、最初のきっかけがあるかないかで仲良くなるスピードが違ってきますよね。
ビルしかない都会にも季節の彩を(笑) 季節イベントの実施
5期では上記のような取り組みに加えて季節に応じたイベントを実施していました。
実際に実施したイベントは主に以下の通りです。
■冬のイベント例
クリスマスプレゼント交換会
■春のイベント例
みんなで恵方巻まるかじり
今見返すとなんともいえないシュールなイベント…。
■夏のイベント例
七夕イベント~短冊に皆の願いを書く会~(ベスト七夕賞の発表あり)
七夕当日ということで短冊の数も初日に比べてかなり増えました!
いつも楽しいイベントを考えてくれる組織文化委員会の方々ありがとうございます🙌
来年の七夕も楽しみですね🌟 pic.twitter.com/2YOtalkwwQ— 株式会社ビヨンド (@beyondjapaninfo) July 7, 2022
一応コメントを添えておくと、願い事のなかに「二郎を食べても太りませんように」とありますが、それは例え短冊書いたとて、無理じゃないですかね。
■秋のイベント例
ハロウィンホラーナイト(お菓子を食べながら皆でホラー映画鑑賞)
社会人になると遊びに行く回数なども減り、どんどん生活に季節感が薄れていきますよね。
そういったこともあり、せっかくなので!ということで5期ソシブンは会社のメンバーを巻き込んで季節イベントをたくさん開催していました。
季節イベントに関しては「やってみると意外と盛り上がるな」というのが率直な感想です。
季節イベントをやると、例え自宅とオフィスの往復だけの生活になったとしても季節感を感じられるのでそこもよかったなと感じています。
各種パーティの企画・進行
▲15周年記念パーティでのワンシーン
上記のような取り組みに加えて、社内でパーティが開催される際に人事課と協業で企画することもあります。
このようなパーティにおいても参加した人がみんな楽しめるように席の配置を配慮したり、気分が上がるよさげな会場を選定したりしています。
また、2022年4月には、ビヨンドの15周年記念パーティが開催されたため、ビヨンドの歴史をおもしろおかしく振り返る余興なんかも担当しました。
過去にビヨンドで起きた笑える事件、今だからギリ笑える事件を社歴が長い先輩方に聞きに行くのがなかなかおもしろかったです笑
▲15周年記念パーティで披露した余興スライド
なお、比較的大規模な宴会場を探すにあたっては、会場ベストサーチというサービスが便利で役立ちました。
メンバーを知るきっかけに Googleサイトでコンテンツ制作
その他イベントの企画だけではなく、社内用のコンテンツを制作することもあります。
なお、サイト制作はノーコードでスピーディなサイト制作が実現するGoogleサイトで作成しました。
制作物①ビヨンド図鑑
ビヨンドで働くメンバーのことを一人ずつ紹介しているビヨンド図鑑は2021年11月に社内でリリースされました。
一番多い利用シーンは新人の入社時で、この図鑑を通して新人メンバーがすぐに既存社員のことを知ることができるため、とてもコミュニケーションが円滑になっていると感じます。
制作物②社内ポータルサイト、社内アルバムの制作
他にもビヨンド内で存在する社内報や先ほど紹介したビヨンド図鑑、その他新人研修の一環で制作された社内システムがまとめて掲載されたポータルサイトの制作なども担当しています。
こうやって、やってきたことをまとめるとソシブンは社内広報的な動きも多いですね。
また、社内ポータルサイトの制作と同時に社内の共有アルバムも作成しました。
こうして気軽に思い出を振り返られるようになると、社内でのコミュニケーションのネタにもなりますよね。
「集中」はつくれる? 仕事環境の改善検証
▲実際の検証データの一部
人間関係の構築促進とは少し異なりますが、業務時間中の食べ物・におい・音を指定することで仕事の生産性はどう変わるのかを検証したりもしました。
こちら取り組むにあたって、アロマディフューザーの用意、職場近くのヘルシーな飲食店、コンビニごはんなどのアンケート収集及び・調査を行った上で、1週間毎に異なる環境を提供しました。
取り組みの詳細は以下にて5期 組織文化委員会の小出が紹介しています。
検証結果の有意性については社内に限定されていてサンプル数が少ないためなんともいえないのですが、この検証をきっかけにメンバーそれぞれが自分にパフォーマンスを引き出す食べ物、におい、音は何なのか?を考えるきっかけになったのではないかと思います。
この検証の注意点としては、オフィスでは全員マスクをしていて思ったよりも匂いを感じられないという意見が多かったため、アロマを炊く際は結構大きめのディフューザーを用意するか、個別でディフューザーを用意するなどの工夫が必要かもしれません。
オンライン交流需要は低下傾向?廃止した取り組み
ここまでで様々なソシブンで実施した施策を紹介しました。
もし「やってみたいな」と感じた施策がありましたら、是非取り入れていただければと思います!
さて、ここからは逆に廃止した取り組み等もご紹介いたします。
・コーヒーブレイク
(画像とコーヒーブレイクの関連性は(ほぼ)ありません)
コーヒーブレイクとは業務中の30分間に集まれるメンバーで集まってオンラインで雑談をする施策です。
コーヒーブレイクはもともと、コロナの影響でほぼ全員がリモート出勤となり、何気ないコミュニケーション量が減少したことによるストレス回避を目的に2020年に始まった施策です。当時はこれによりメンバーのストレス回避に一役買っていたのですが、、2022年ごろからリモート出勤規制が緩和され、徐々に参加者が減っていきました。
そのため、その後は毎日15時~開始 → 参加しやすいであろう昼礼後の12時30分~開始 → 毎週金曜日のみ実施 という具合で改善を重ねていったのですが、ついには参加する人がいない回も珍しくなくなってしまったため、廃止となりました。
・カナダメンバーとのフェローシップ
▲カナダオフィスの様子
ビヨンドでは、2020年11月にカナダオフィスが設立されました。設立当初のカナダオフィスは大阪オフィスに在籍していた2名のメンバーのみだったため、たまには日本のメンバーとも話したい!という要望があり、その想いを叶える?べく月1、2回程度オンライン雑談会を開催することになりました。この取組は日本メンバーにとってもカナダのことを聞けるのがおもしろくて、いい機会でした。
しかしこちらも最初は盛況していたものの開催するごとにどんどん参加者が減っていきました。
しかも、参加者が減ったのはなんと日本だけではなくカナダ側も同様でした笑
カナダメンバーの参加率が下がったのはちょうど現地採用によってカナダのメンバーが増え始めた頃でした。
このことから、
(あ、もう向こうは向こうで楽しくやってるのかな。。)
と察し、フェローシップも廃止となったのでした。
ちなみに最近では定期的に日本のメンバーがカナダオフィスに長期主張に出向いています。
これにより、今やカナダオフィスはより一層賑やかになっていることでしょう。
・オンラインランチ交流会
こちらも前述したコーヒーブレイクに近い目的ですが、もともとはリーダー以上の役職とメンバーが交流することで色々な刺激を得る機会になれば…というのが狙いでした。
そのため、リーダー以上の役職1名+メンバー3名前後でグループ分けして開催していたのですが、開催するにつれて段々とただの雑談会のような形になり、あまり本来の目的を果たさなくなってきたのが課題でした。
それでも雑談のいい機会になるのであれば実施する意味があるのですが、何のテーマもない単純なオンライン交流に飽きたという声をよく聞くようになったため、総合的に考えた結果廃止する運びとなりました。
廃止になった施策の共通点は?
上記の通り廃止になった施策を紹介しましたが、これらに共通点があるとすれば、オンライン形式という点でしょうか。
オンライン飲み会が普及し始めた当初は家にいても飲み会ができる新鮮さや、飲んだあと一瞬で寝落ちできる快適さからとても人気があったのですが、やはりオフラインでの飲み会ほどの臨場感あるコミュニケーションができないからなのか、人気は低下していく傾向にありました。
今ではコロナによる規制が緩和されてきているためオフライン開催のイベントをどんどん増やしていますが、今後またオンラインでしか人と会えなくなる期間が訪れるかもしれないため、それに備えてオンライン交流の楽しみ方も考えておきたいところです。
なお5期 ソシブンがオンライン交流会を開催する際は一次会(2時間程度)は通常通りの交流にし、2次会以降では人狼ゲームをする部屋、絵描きゲームをする部屋、麻雀をする部屋など、テーマごとに部屋を分けたりしていました。
他にも、ビヨンド部活動の一つであるボードゲーム部ではオンラインでボードゲームを楽しんだりなどしているようです。
【まとめ】きっかけ次第で様々な人間関係が生まれる
実施した主な施策は以上となります。
1年間組織文化委員会の一員として様々な施策をやってきた上でわかったことは、人間関係を構築する上で必要なのは「きっかけ」なのではないかということです。
例えば40代のメンバーと20代のメンバーが休日に遊びに出かけるという状況が自然と生まれるケースは結構少ないのではないかと思います。
そこで、部活等を通して世代を超えた交流のきっかけをつくることや、他にも季節のイベント等を通して普段とは違うメンバーの一面を知るきっかけをつくったりすることで、メンバーそれぞれが社内で仲がいい「いつものメンバー」以外の人と交流する流れが生まれたりしていたので結果としてあらゆる方向から「きっかけづくり」に徹したことが深い人間関係の構築に繋がったように感じました。
私たちの任期は2022年10月末で終了しましたが、今後も6代目以降のソシブンによってビヨンド内の良好な人間関係構築が実現していけばいいなと思います。
以上となります。
なにか一つでも参考になれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。