GCPのロードバランサー(Google Cloud Load Balancing)で無料のSSL証明書を設置する方法
目次
- 1 無料のSSL証明書であるGoogleマネージドSSL証明書について
- 2 設置手順
- 2.1 ①ネットワークサービス>ロードバランシング>【ロードバランサを作成】をクリック
- 2.2 ②HTTP(S) ロード バランシング欄にある【構成を開始】をクリック
- 2.3 ③以下を選択して【続行】をクリック
- 2.4 ④LBの名前を記入
- 2.5 ⑤以下を設定する
- 2.6 ⑥IPアドレス欄で【IPアドレスを作成】をクリック
- 2.7 ⑦名前と説明を記入して【予約】をクリック
- 2.8 ⑧作成した静的外部IPアドレスをDNSに登録する
- 2.9 ⑨証明書>【新しい証明書を作成】をクリック
- 2.10 ⑩以下を入力して【作成】をクリック
- 2.11 ⑪以下を設定する
- 2.12 ⑫バックエンドを設定する
- 2.13 ⑬ルーティングルールを設定して【作成】をクリック
- 2.14 ⑭ロードバランシング>LB名>フロントエンド>証明書>証明書名をクリック
- 2.15 ⑮SSL証明書が作成できているか確認する
- 2.16 ⑯動作確認
- 3 まとめ
こんにちは!
株式会社ビヨンド大阪オフィスのラーメン王、ヒデです。
今回が7回目の投稿です。
前回はCloudwatchLogsでサーバー内の特定の文字列を監視することについて話しました!
ブログ記事では、CloudwatchLogsという便利ツールを使って通知する面白い記事を書いたので、
興味ある方は、ぜひ見てくださいね!
無料のSSL証明書であるGoogleマネージドSSL証明書について
このGoogleマネージドSSL証明書は、Google Cloud Load Balancingに設置できる無料のSSL証明書になります。
設置することができるGoogle Cloud Load Balancingは以下になります。
- グローバル外部 HTTP(S) ロードバランサ
- グローバル外部 HTTP(S) ロードバランサ(従来)
- 外部 SSL プロキシ ロードバランサ
*リージョン外部 HTTP(S) ロードバランサと内部 HTTP(S) ではサポートされていません。
また、GCP側で自動的に更新もしてくれるので、非常に便利ですね!
さらに一つの証明書のサブジェクトの代替名に複数のドメインを指定することができます。
設置方法は、コンソール・gcloudコマンド どちらからでも可能です。
今回はコンソールから設置しますので、gcloudコマンドで設置したい方は以下記事を参照してください。
・資料
公式ドキュメント:Google マネージド SSL 証明書を使用する
設置手順
*computeとインスタンスグループに関しては、構築している前提で書きますので、よろしくお願い致します
①ネットワークサービス>ロードバランシング>【ロードバランサを作成】をクリック
②HTTP(S) ロード バランシング欄にある【構成を開始】をクリック
③以下を選択して【続行】をクリック
④LBの名前を記入
⑤以下を設定する
名前:適当な名前を設定してください
プロトコル:HTTPS(HTTP/2を含む)
IPバージョン:IPv4
IPアドレス:*次の手順で静的外部IPアドレスを設定します
ポート:443
⑥IPアドレス欄で【IPアドレスを作成】をクリック
⑦名前と説明を記入して【予約】をクリック
*作成が成功すると以下のように自動的に設定されます
⑧作成した静的外部IPアドレスをDNSに登録する
*IPアドレスは以下画像の黒い部分に記載されています
⑨証明書>【新しい証明書を作成】をクリック
⑩以下を入力して【作成】をクリック
名前:適当な名前を入力してください
作成モード:Google マネージドの証明書を作成する
ドメイン:DNSに登録したドメインを指定してください
*作成後、以下のように表示されたら完了です
⑪以下を設定する
*httpsへリダイレクト設定したい場合は、【HTTPからHTTPSへのリダイレクトを有効にする】にチェックを入れてください
⑫バックエンドを設定する
*https通信の終端がLBの場合はフロントエンドでhttps通信をするので、バックエンドはhttp通信が出来るように設定してください
⑬ルーティングルールを設定して【作成】をクリック
⑭ロードバランシング>LB名>フロントエンド>証明書>証明書名をクリック
*こちらの作業はLBの更新が完了してから行ってください
⑮SSL証明書が作成できているか確認する
*ステータスがACTIVEな場合は、SSL証明書が使用可能です
*ACTIVEにするためには、指定したドメインのDNSをLBに向ける必要があります
*以下のようにステータスが【PROVISIONNIG(認証中)】である場合は、SSL証明書の作成途中になります
*複数ドメインをサブジェクト代替名に含んでいる場合は、
すべてのドメインの認証が終わるまで、この証明書を使ったhttps通信はできません
*認証が完了するまでの時間は、最大で24時間になります
⑯動作確認
・test
・test2
まとめ
いかがでしたでしょうか?
AWSのACMのようにコンソールからSSL証明書を発行から設置まで非常に簡単にできたかと思います。
SSL証明書の管理は非常に面倒なことが多いので、セキュリティ要件をクリアできるのであれば、
一度作成してから自動的に更新もしてくれるGoogleマネージドSSL証明書をぜひ、利用してくださいね!
また、次回はLBでURLリダイレクト設定する記事を書きます。