【Linux】ディスク整理したい時のための、duコマンドとdfコマンドを使ったディスク容量の調べ方
こんにちは、こんばんは。
システムソリューション部の宮崎です。
この記事では、ディスク容量を調べたい、ディスク容量きついから整理しないと、
といった時に使うduコマンドdfコマンドについて例を交えて書いていきたいと思います。
dfコマンド
df - 使用中のディスクの量と使用可能量を表示する
実際の業務で使うのは-hオプションぐらいです。
-h, --human-readable
それぞれのサイズに、例えばメガバイトなら M のようなサイズ文字を
付加する。 10 の累乗ではなく 2 の累乗を用い る の で 、 M は
1,048,576 バイトを表す。
実際にコマンドを叩いた結果がこちらです。
[root@localhost ~]# df -h ファイルシステム サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/mapper/cl-root 6.2G 4.9G 1.4G 78% / devtmpfs 905M 0 905M 0% /dev tmpfs 920M 208K 920M 1% /dev/shm tmpfs 920M 8.7M 912M 1% /run tmpfs 920M 0 920M 0% /sys/fs/cgroup /dev/sda1 1014M 226M 789M 23% /boot tmpfs 184M 16K 184M 1% /run/user/1000
ファイルシステムごとのディスク容量を確認できました。
ディスク容量を調べる際には最初にこのコマンドを叩くとわかりやすいかと思います。
duコマンド
du - ファイルのディスク使用量を表示するコマンド
実際の業務でよく使われるオプションは-c,-h,-sの3つです。
-c, --total
総合計量を表示する
-h, --human-readable
人間が読みやすい形式でサイズを表示する (例: 1K 234M 2G)
-s, --summarize
各引数の合計容量のみ表示する
実際にコマンドを叩いた結果がこちらです。
[root@localhost /]# du -sch ./* 0 ./1 0 ./bin 194M ./boot 156K ./dev 49M ./etc 4.6M ./home 0 ./lib 0 ./lib64 0 ./media 0 ./mnt 19M ./opt 0 ./proc 52K ./root 65M ./run 0 ./sbin 0 ./srv 0 ./sys 296K ./tmp 3.7G ./usr 1.1G ./var 5.0G 合計
※実際に数十Gの容量のディレクトリに対してduコマンドを叩くと
I/Owaitが上昇する時間が長くなるので注意してください。
調べてみて容量を占めているディレクトリを指定して深堀していくと
どのディレクトリのどのファイルが容量を食っているのかがわかります。
次に、容量が多いディレクトリについては個別に調べていきます。
/usr以下のディレクトリをもっと深堀していきたいとなれば、/usrに移動してから同様にコマンドを叩いていきます。
※移動しなければならないわけではありません。/usr/* の様に指定することもできます。
[root@localhost /]# cd /usr [root@localhost usr]# du -sch ./* 209M ./bin 0 ./etc 0 ./games 18M ./include 716M ./lib 1.2G ./lib64 102M ./libexec 4.0K ./local 57M ./sbin 1.3G ./share 109M ./src 0 ./tmp 3.7G 合計
あくまで例ですが、この結果から/usr/share以下の容量が1.3Gであることがわかります。
もしも容量が多くて調べられない、結果が出るのに時間がかかるといったことがあれば
--exclude=除外したいディレクトリ
このオプションをつけると対象のディレクトリを、検索対象外にして調べることができます。
先ほどのコマンドを例にすると以下の結果になりました。
[root@localhost usr]# du -sch ./* --exclude=share 209M ./bin 0 ./etc 0 ./games 18M ./include 716M ./lib 1.1G ./lib64 102M ./libexec 0 ./local 57M ./sbin 109M ./src 0 ./tmp 2.3G 合計
/home/qmailディレクトリが検索対象外となり/usr/shareを除いた
合計が2.3Gと表示されていることがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ディスク容量は日に日に増加して、気づけばいっぱいだったなんてことが多々あります。
そんな時の役に立てればなと思います。以上です。