Google Cloud Platform(GCP)の プリエンプティブ VM インスタンス について
技術営業部の大原です。
今回はGoogle Cloud Platform(GCP)の課金に関する内容を記載します。
継続利用割引の課金制度
Google Cloud Platform(GCP)では、
https://cloud.google.com/pricing/ の公式サイトにもあるように、
「継続利用割引」という独自の制度があり、
Compute Engine もしくは Cloud SQL を利用して、実行期間が長いプロダクトは、
最大で「30%」の割引が自動的に適用されます。(請求時に割引が適応されます)
つまり、常時稼働が必要なWebコンテンツをGCPで稼働させる場合は、
自動的に割引が適応される仕組みです。(請求時に割引が適応されます)
プリエンプティブ VM インスタンス
https://cloud.google.com/pricing/ を更に見てみると、
「プリエンプティブ VM インスタンス」というマシンタイプがあります。
「プリエンプティブ」という言葉の意味や概要は、
下記のWiki記事を参考にしていただればですが、
https://ja.wikipedia.org/wiki/プリエンプション
Google Cloud Platform(GCP)で定義される「プリエンプティブ VM インスタンス」は、
通常の「20%」の課金で利用できるインスタンスのことです。(通常課金より80%OFFです。)
最大で「24時間」の連続稼働が可能とのことですが、
それより短い時間で強制的にシャットダウンされる場合もあります。
バッチジョブの実行などで、万が一 強制停止された場合でも再実行が可能なので、
短時間だけリソースが必要なケースであれば、低価格で活用することができます。
(ジョブは遅くなりますが、完全に停止することはありません。)
// ENABLE PREEMPTIBLE OPTION gcloud compute instances create my-vm --zone us-central1-b --preemptible
このように、gcloud コマンドラインに「--preemptible」と入力するだけで、
すぐにプリエンプティブ インスタンスとして使用できます。
まとめ
これが「Google Cloud Platform(GCP)」における
「プリエンプティブ VM インスタンス」の概要です。
一時的に使うのであれば「開発環境」にも使えそうです。
また別の話題になりますが、
「Google Cloud Platform(GCP)」の ユーザーコミュニティ活動も、
各都道府県でユーザーグループの支部が開設されたりしてきて、活動も活発になってきています。
コミュニティの趣旨に共感できる方であれば、誰でも自由に参加できます。
全国各地で有志による勉強会やイベントが開催されているので、
興味のあるテーマがあれば、気軽に参加してみてください!