【メンタリング】心構えと役割とは?メンティーと共に成長していく
こんにちは!
株式会社ビヨンド四国オフィスのペルシャ猫、いのうえです。
新年度が始まり、私にも新卒の後輩ができました。(私が先輩だなんておこがましい、、、)
突然ですが「ビジネスメンタリング」ってご存じでしょうか?
「ビジネスメンタリング」を実施している企業様も多いかもしれませんね。
私は、この度「メンター」を任せていただけることになり、初めて「ビジネスメンタリング」の存在を知りました。
メンターは、他部署のメンティーを担当するので、部署を超えた人間関係、信頼関係を築くことが大切です。
メンターとは、社会人としての知識や経験が少ない後輩社員に対して、パートナーとなりサポートをするのが役目です。
逆に、メンティーとは、サポートを受ける、まだ社会人経験の少ない後輩社員のことです。
メンタリングとは、1対1で面談を行い、メンティーの悩みを聞き、メンティーが自らネガティブな殻から抜け出せるよう
または、メンティーの課題解決や成長を見守り、支えるという関係性のことです。
メンターとしての心構えと役割
私がメンターとして心掛けていることは以下です。
- メンティーの仕事(業務内容)に興味を持つこと。
- メンティーの趣味や好きなことに興味を持つこと
- 私はいつ、どんなときもメンティーの味方でいること
- メンティーの成長に関心を持ち、メンタリングに時間を割くことをいとわないこと。
- メンティーを尊敬し、メンティーに尊敬してもらうこと。
- メンティーを励まし、支えること。それに、労力を惜しまないこと。
私が考えているメンターの役割は以下です。
- メンティーの目標を明確にし、そのプロセスを見守り、サポートする。
- 仕事、プライベートを充実させるためのサポートをする。
- 悩みや課題が発生した時に、受け入れ、助言する。
- 悩みや課題が発生した時に、「メンターと話したい」と思ってもらえる信頼関係を築く。
- メンティーのモチベーションやストレスを把握し、管理する。
- 振り返り、現状、次のステップを確認し、共有する。
メンターになった私の壁
まず、「ビジネスメンタリング」を受けたこともない私が、
メンターになって何をすればいいのかが全く見当もつかず、どこから手を付けたらいいのか分かりませんでした。
また、他部署で拠点も違って、性別も違うメンターに対して、どうアプローチをかけたらいいのか、、、
話し上手でも、聞き上手でもない私、、、
まずは、「メンター」「メンティー」「メンタリング」というワードをとにかくGoogleで検索しました。
他のメンターさんが、どれくらいの頻度で面談を実施し、どんな風に会話を進めていくのかアドバイスをもらいました。
そこから、私のメンタリングスタイルはどうあるべきか考えた結果
「とにかく私はメンティーの見方でいたい」と強く思ったので、芯だけはブレないようやっていくことを決めました。
面談を行うえで工夫したこと
とりあえず1回目の面談では、メンティーのことを知る時間としていろいろと質問させていただきました。
生年月日や、趣味、もしもの質問など。
拠点が違うため、毎回オンラインでの実施となるので、あえてメンティーと真正面で話をしない。
自分の斜め右にモニターを置き、議事録を取りながら、時々目を合わす。
これは、拠点が違ってコミュニケーションをあまり取ったことのないメンティーを緊張させないためです。
緊張させないことで、リラックスした自然な言葉選びでメンティーが話してくれるかな。と考えたのです。
質問も、「はい」「いいえ」で答えられる「クローズドクエスチョン」、
自分の言葉で答えなくてはいけない、または自由に回答できる「オープンクエスチョン」を織り交ぜる。
答えを導いたり、弱みを指摘する聞き方はしないように心がけています。
その他にも、メンターを任されるまではやっていなかったメンティーの業務日報の確認をするようにし、
メンティーの長所が垣間見えた時、成功体験を積んだ時はとにかく一緒に喜び、褒めることを実行します。
褒めることは実行するというより、自然とそういった言葉が口から出るようになったのです。
これは、メンティーをひとりの人間として強く意識するようになったからかな。とも感じます。
メンタリングのメリットとは
社員の成長は、会社の成長だと思うんです。
なにより、私はメンターとして、メンティーと話す面談の時間が楽しみになりました。
なぜなら、メンティーと面談していくうちに、もっと知りたい、メンティーの力になりたいと心の底から思うからです。
なかなかコミュニケーションを取ることがなかった
他部署に配属されているメンティーの業務内容にも興味を持つようになりました。
また、メンティーは、いつまでも下っ端社員から抜け出せなかった私に「先輩」という責任と意識をくれました。
面談は、お互い仕事が忙しい中、時間を作ってやるものです。
そのため、面談の1時間がお互いにとって有意義な時間になるよう考え、工夫するようになりました。
例えば、次の面談には前回の振り返り、現状の確認、次のステップというように
事前にアジェンダを作成するようにしています。
なので、必ず議事録のような話したことのメモを自ずと残すようになりました。
前回の振り返りでは、前回悩んでいたことや課題が解決したか、どのようなプロセスで解決できたかを確認します。
現状の確認では、今悩んでることや課題について話を聞きます。
話を聞くうえで、同時にメンティーのストレス度も図ります。
次のステップでは、メンティーの短期的な目標を確認します。
長期的な目標も共有してもらいますが、最低1カ月に1回の面談を行うので、
1カ月で達成できる目標を立て実行してもらうようにしています。
小さな成功体験を積み上げていくということです。
それにより、自信を養い、自己肯定感、自己効力感を高めます。
社会人としてモチベーションを保つために、高い自己肯定感と自己効力感はとても大事だと考えます。
高い自己肯定感と自己効力感には以下のような効果があると思います。
- ストレスコントロール、感情のコントロールがうまくなる。
- ポジティブで肯定的な視点で物事を考えることができる。
- 職場の仲間たちの「違い」を受け入れることができる。
- 人の話に耳を傾けられ、自分の考えをきちんと伝えることができる。
- 成功体験を活かすことができ、自己成長を実感できる。
さいごに
私は、面談を繰り返すたびメンティーに成長させてもらっています。
「ビジネスメンタリング」を通して、成長の機会を与えてくれた会社にも感謝しています。
「先輩」というにはおこがましい、まだまだ未熟な私ですが
「ビヨンドの仲間」として共に成長できる時間が積み上げられるよう努力します。
日々成長、日々前進。
毎日、私自身をアップデートしていかなければ!!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。