次世代のリーダーは、完璧じゃなくたっていい!【指導する】と【叱る】の違いとは?
こんにちは!
株式会社ビヨンド四国オフィスのペルシャ猫、いのうえです。
10/23(金)
に第3回「SO次期リーダー育成研修会」が開催されました。
今回のテーマは「指導する」です。
「指導する」って難しいですよね。
ほんの少しのニュアンス違いで「叱る」「非難する」とも捉えられてしまいます。
リーダーとして絶対的に必要な「指導する」という部下に対するアクション。
「注意する」と「指導する」はどんな風に違うのか、学んできました。
指導するとは?
指導する=間違いを注意しながら、正しい方向へ教え導くこと。
「指導する」で大事なのは、「正しい方向へ教え導くこと」ができるかどうかです。
「叱る」や「非難する」には怒りの感情が含まれています。
怒りの正体は、自分の中にある「~すべき」という考え方にあります。
「~すべき」という自分の中での考えを裏切られたとき怒りが発生します。
この、怒りの感情のまま注意しようとすると、「叱る」や「非難する」といったニュアンスになってしまいます。
怒りという感情のピークは、6秒と言われていますので、自分の「~すべき」という考えが裏切られ
怒りを感じたときは、6秒間かけて深呼吸でもしてみましょう。
そうすることで、一時的な「怒り」から離れ、相手との考え方が少し違っても許せるようになります。
すると、冷静に物事を考えたり、言葉選びができるので、ちゃんと「指導する」ということができるようになります。
指導するには、アンガーマネジメント(怒りを自分でコントロールする)が大事だということです。
そして、前回のブログでも書いたように「褒める」ことがとても重要です。
「褒める」ということは【あなたの仕事をちゃんと見てますよ!】っというメッセージになります。
そのメッセージがないと上下関係の信頼はなかなか築くことができません。
指導する側は、指示・指導が的確で、いつでも相談できる存在でなければいけません。
いつでも相談できる存在になるためにも「褒める」ということで普段から良好なコミュニケーションを取っておく必要があります。
リーダーとは?
■リーダーの心構えとして意識すること。
- 前向きな姿勢を見せる。
- 話しかけにくい雰囲気を作らない。
- 自分のやり方を強要しない。
- 自分の業務だけでいっぱいいっぱいにならない。
- こちらのミスはしっかり謝罪する。
- 「ごめんなさい」「ありがとう」を伝える。
- 自己保身の姿を見せない。
- 情に流されない。
■指導する際に心がけること。
- 指導するときは後ではなく「今」指導する。
- 指導するときの理由を明確する。
- 場所をわきまえて指導する。
- 感情をしっかりコントロールする。
- 否定ばかりしない。
- 一度の失敗には寛大になる。
- 改善策を考えさせる。
リーダーは、「~すべき」ではなく「~したい」というチャレンジの気持ちを応援することが大事です。
「~すべき」より、「~したい」の方が主体的で尚且つ責任もあります。
部下の「~したい」という気持ちを受け入れられるリーダーであり、
「~したい」を応援できるリーダーであることが大事です。
完璧なリーダーはもういらない
こちらの本をご存じでしょうか?
第3回次期リーダー育成研修会で、こちらの本の著者である【長尾彰さん】の講演を聞かせていただきました。
私は、事前に「完璧なリーダーはもういらない」を読んでいて、長尾さんの講演を非常に楽しみにしていました。
というのも、最近四国オフィスに新たなメンバーが増えたことで、
リーダーというポジションに興味を持ち始めたからです。
この本には、2種類のリーダーがいると書かれています。
それは、賢者風と愚者風です。
賢者風のリーダーは、私が「リーダーとは?」と尋ねられた時、思い浮かぶような人物像。
誰よりも仕事ができ、誰よりも多く仕事をこなして、チームの先頭を歩き引っ張っていく存在。
一方、愚者風とは、縦の上下関係を作らず、
自分ができないことを認め、チームに属するそれぞれの人の強みを活かすリーダーのことです。
「完璧なリーダーはもういらない」の中にこんな言葉があります。
賢者風は、先頭に立ってチームを引っ張ろうとし、愚者風は、人の上に立たず自分の出番を待つ。
私は、「出番を待っている間にすべきことはなんですか?」と長尾さんに質問しました。
すると、「出番を待つ=自分で出番を作ること」だと。
また、リーダーに大切なことは、「肩の力を抜いて、ユーモアを大事にすること」だともおっしゃっていました。
他の本でも読んだことがありますが、仕事や人生においてユーモア(あそび)を大事にすることは重要です。
「肩の力を抜いて、ユーモアを大事にする人」は、人をリラックスさせることができる人です。
いつでも相談できる存在であるために、人に威圧感を与えない
むしろリラックスさせることができる人は、素敵なリーダーだと私も思います。
次期リーダー育成研修会を受けて
まず、「指導する」ためには、自分の個人的な感情(怒り)を込めないことが大事だと知りました。
私は普段、怒りを感じることが少ない方ですが、これには個人差がありますよね。
でも、怒りを感じてから6秒間の間を置くことで怒りのピークは過ぎます。
怒りを感じたとき一旦6秒という時間を置くことは、
誰でもできそうなことなので皆さんにも実践していただきたいです。
ただ、「指導する」より前に「褒める」ことが大事であることを忘れないでください。
「褒める」は、良好な人間関係を構築するためのコミュニケーションです。
「ありがとう」も褒める行為のひとつなので、いっぱい「ありがとう」を伝えてください。
当たり前のことだと思って「ありがとう」を伝えなくなると「ありがとう」を伝える場面はなくなってしまいます。
またチームワークとは、目指すべきゴールが一致していて、それに向かって互いの強みを活かしながら
障害を乗り越えていくものだと、私は思っています。
最近、「人はそれぞれ違っているから良い」という風によく思うんです。
もちろん短所もありますが、その何倍も素敵な長所や強みを皆さん持っているんですよね。
短所も個性なので、そう考えると、相手や私にとっては無くてはならないものです。
四国オフィスのメンバーも大阪オフィスのメンバーに負けないくらい個性豊かでありたいと思っています。
それが、個々の個性が尊重され、「~したい」が実現できるいいチームだと感じているからです。
日々成長、日々前進。
毎日、私自身をアップデートしていかなければ!!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。