【WAF】Cloudflare WAF の 機能について【セキュリティ】
技術営業部の大原です。
今回は Cloudflare の WAF 機能についてまとめてみた記事です。
(2022年6月時点の情報です)
Cloudflare WAF の概要
Cloudflare WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、アプリケーションの安全性と生産性を維持し、DDoS 攻撃の阻止・ボットの回避・異常と悪意のあるペイロードを検出し、ブラウザーのサプライチェーン攻撃を監視する、高度なアプリケーションセキュリティプラットフォームです。
Cloudflare の強力なアプリケーションセキュリティ機能は、他の主要なアプリケーションパフォーマンスポートフォリオと統合されており、Cloudflare CDN の基盤と同じく、世界中のグローバルクラウドプラットフォームから提供されます。
Cloudflare WAF の主な機能
Cloudflare WAF は、100ヵ国以上の250以上の都市にまたがった グローバルエッジネットワークから提供され、無制限の即時スケーリングをおこないます。
セキュリティ機能 | 主な特徴 |
複数の WAF ルールセットからの階層化された保護複数のルールセットを持つリクエストコンポーネントの悪意のあるペイロードを阻止します。 | ・Cloudflare で管理されたルール ・サードパーティのルールセット(OWASP TOP 10) ・攻撃を阻止するためのカスタムルールセット |
WAF ML(機械学習ベースの検出) | WAF カスタムルールで、MLによって生成された攻撃スコアを活用して、バイパス、攻撃のバリエーション、および異常を停止します。 |
ゼロデイ保護のルール更新 | パッチやアップデートが利用可能になる前に、新しい攻撃やゼロデイ脆弱性から保護するために、Cloudflare セキュリティチームによって継続的にルールが更新されます。 |
主要な CMS 及び eコマースプラットフォームのプラットフォーム固有のルールセット | WordPress や Joomla・Drupal・Magneto・IISなどのプラットフォームを追加料金なしで保護します。 |
カスタムルール構成 | ルール または ルールセットを展開するときは、BLOCK / LOG / CHALLENGE / CAPTCHA / RATE LIMIT 及びその他のオプションから選択します。 |
高度なレート制限 | 個々のIPアドレスをレート制限するか、ヘッダー・ASN・または国ごとに、アプリケーションと API を標的とする不正使用・DDoS・ブルートフォース攻撃を阻止します。 |
IPレピュテーションデータベース | 10億を超える、固有の IPアドレスのリアルタイムインテリジェンスを使用して、悪意のある IPアドレスからの接続をブロックします。 |
データ損失防止 | 個人を特定できる情報 や 財務情報・クレジットカード番号・API キーなどの秘密などの機密データを含む応答をブロックします。 公開されたクレデンシャルチェックエンドユーザーアカウントが乗っ取られる前に、盗まれたクレデンシャルによるブルートフォース攻撃を検出します。 |
SSL/TLS | アプリケーションのSSL トラフィックを完全に軽減して構成します。 |
少ない誤検知 | 誤検知を最小限に抑えるために、大量のトラフィックでテストされたルール。 |
gRPCとWebSocketのサポート | gRPC 及び WebSocket エンドポイントのトラフィックをプロキシして保護します。 |
カスタマイズ可能なブロックページ | サイト訪問者に適したブロックページをカスタマイズします。 |
まとめ
Cloudflare WAF は、Cloudflare CDN 本体と組み合わせるサービスで、コンソールからクリックするだけで、デフォルトのWAF機能が有効になります。また、上記の Cloudflare WAF の機能は一例で、 Cloudflare の Enterprise プランだと、さらに柔軟にカスタムできる機能があります。
また ビヨンドでは、Cloudflare CDN 及び WAF の 構築・運用保守サービスを提供しています。Cloudflare 導入の際には お気軽にお問い合わせください。
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