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Hyper-V環境でディスクの拡張を行う

インフラエンジニアの伊藤です。

Windowsの仮想環境といえばHyper-Vです。
仮想環境の便利なところは、後からスペックが変更出来るところ。

ただ、ディスクに関してはCPUやメモリと比較して少し手順が複雑になります。
ということで、Hyper-Vのディスク増設の手順です!

手順としては大きくわけると2つに分けることが出来ます。

  • Hyper-V側での作業
  • 仮想OS内での作業

Hyper-V側での手順

まずはHyper-V側で、仮想OSに使用している仮想HDDの容量を増やします。

※仮想HDDの拡張には、仮想OSをシャットダウンする必要があります。※

以下はシャットダウン後の作業になります。

VHDファイルの場所を確認する

仮想OSに使用しているHDDの場所を確認します。

対象の仮想OSの設定を確認します。
囲っている部分がVHDファイルの場所になります。
SnapCrab_NoName_2016-7-14_20-23-13_No-00_071416_082652_PM

VHDファイルの拡張

VHDファイルの場所を確認出来たら、実際に拡張していきましょう。

Hyper-Vの管理画面より「ディスクの編集」を行います。
SnapCrab_NoName_2016-7-13_19-5-29_No-00_-_コピー_071416_083318_PM

先ほど確認したVHDファイルの場所を選択します。
SnapCrab_NoName_2016-7-14_20-28-35_No-00

「拡張」します。
SnapCrab_NoName_2016-7-13_19-6-13_No-00

拡張後のVHDファイルの容量を決定します。
SnapCrab_NoName_2016-7-13_19-6-13_No-00

これでVHDファイルの拡張が完了しました。
ただし、VHDファイルは拡張されましたが、仮想OS側ではまだ拡張されていません。
Windows上で認識はしていますが、パーティションが割り当てられていない状態です。

ですので、OS上でパーティションの拡張をします。

仮想OS内での作業

シャットダウンしていた仮想OSを立ち上げて、拡張していきます。

「サーバーマネージャー」より、[記憶域] - [ディスクの管理]にいきます。
(クライアントOSの場合は「コンピュータの管理」です。

ディスク容量を拡張しているので「未割り当て」の領域が出来ていると思います。
SnapCrab_NoName_2016-7-13_19-12-58_No-00

拡張したいドライブを右クリックし「ボリュームの拡張」をします。
SnapCrab_NoName_2016-7-13_19-13-12_No-00

ボリュームの拡張ウィザードが表示されます。
全て拡張するなら、そのまま気にせず「次へ」をクリックしていけば完了します。

完了しました!!!
SnapCrab_NoName_2016-7-14_21-29-18_No-00

注意点

基本的にパーティションの拡張は、「未割り当て領域が右隣にあるドライブ」のみが可能です。

「Cドライブ・Dドライブ・未割り当て」のような状態でパーティションが切られていて、
Cドライブの拡張をしたい場合は、一旦Dドライブを削除する必要があります。

結構めんどくさいので注意。

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