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Webアプリケーションのパフォーマンス管理ツール「APM」って?

技術営業部の大原です。

最近少しずつ注目されつつある「APM」についてご紹介します。
ちなみにAPMとは「Application Performance Management」の略称です。
その名の通り、アプリケーションの性能管理や監視をおこなうツールです。

APMについて

APMとは、アプリケーションの性能管理を可視化するツールです。
ネットワークやシステムの構成要素を個別で監視する従来のような管理方法ではなく、
エンドユーザー視点でパフォーマンス低下の検知、把握、分析をおこないます。

アプリケーションのパフォーマンスを常に維持することで、
アプリケーション運用管理の効率化やユーザー満足度の向上にも繋がります。

またアプリケーションパフォーマンスを管理するためには、
以下の2点が可能なことが大前提となります。

・エンドユーザーの視点でアプリケーションパフォーマンスを計測できること
・アプリケーションパフォーマンスのボトルネックの原因を分析、特定できること

APMの管理プロセス

一般的なシステムの運用管理では、ネットワークやサーバー、データベースといった
各システムの管理ツールや吐き出されるログから問題点を把握し、
パフォーマンス低下や原因把握をおこなっていますが、
この管理方法では状況の把握や原因の究明に遅れが出る可能性があります。

それぞれのシステムは順調に動作しているにも関わらず、
アクセス元の場所や地域、ユーザーが利用しているデバイスなど、
様々な要因でパフォーマンスが悪化しており、ユーザーは不満を抱えているなどの事象が発生します。

しかしAPMにはエンドユーザー視点からアプリケーションを監視するという特徴があります。
これは常時PCモニタの前で、ブラウザからWebアプリケーションや業務システムを監視する
エンジニアがいるような状態です。

これにより、従来の管理方法ではアプローチできなかった角度から、
アプリケーションのパフォーマンス管理を実行することが可能です。

APMの導入が向いている業界

ソーシャルゲーム・オンラインショップ・SaaS (ASP)など、Webアプリケーション開発を
主な事業としている業界が、サービス品質向上の一環としてAPMの導入を検討しているようです。

また業界の共通点としては、パブリッククラウドを積極的に利用している業界です。
パブリッククラウドは、仮想基盤上のリソース(CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク帯域など)を、
複数のユーザーが共有して利用する仕組みです。

しかし利用者からは ” リソースがどのように共有され、どのような用途に使われているか、
基盤自体の動作に問題はないか ” といった、「クラウド化されたことで見えなくなってしまった部分」に遅延の要因が潜んでいる可能性もあります。

満足のいくユーザーエクスペリエンスを達成できずに、顧客を失ってしまうという事態を避けるために、
アプリケーションのパフォーマンスを改善し、他社との重要な差別化を図ろうとしています。

つまりアプリケーションの運営で大切なのは “エンドユーザー視点でどうか?”ということなのです。
エンドユーザーから “ Webサイト・アプリケーションが遅い ” と判断されたとき、
そのエンドユーザーは不満を感じ去っていくことになります。

APMのメリット

■ 障害対応の効率化

APMはエンドユーザー視点でパフォーマンス管理をおこなうため、
必然的に障害への対処が迅速化します。また、従来の管理方法では原因の把握や分析が
難しかったのに対し、システムが素早く原因究明をおこなうので、
管理者は問題に対する把握や分析といった作業を省くことが可能です。

■ ユーザー満足度の向上

Gomez社のWebサイト満足度調査によると、表示速度が1秒遅くなるだけでユーザー満足度は16%、
ページビュー数が11%、コンバージョン数が7%と、それぞれ低下するという結果が出ています。

参照:Why Web Performance Matters: Is Your Site Driving Customers Away?

つまりアプリケーションのパフォーマンスは、ユーザー満足度に多大な影響を及ぼしているのです。
APMでは常に高パフォーマンスを維持できることから、ユーザー満足度を向上させることができます。

■ 機会損失の防止

オンラインショップでは、表示が遅れたという理由で離脱してしまうユーザーが非常に多く存在します。
システムのレスポンスが悪いと、ユーザーは非常にストレスを感じます。
このストレスがユーザーの購買意欲低下につながり、オンラインショップの業績にも直結します。
こうした機会損失を防止することで、オンラインショップ売上拡大を目指すことが可能となります。

APMのツール

よく比較に挙がる2社のAPMツールをご紹介します。

■ New Relic

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New Relic は、New Relic 社が提供するパフォーマンス分析サービスのプラットフォームの総称で、
1つのパフォーマンス分析機能だけでなく、複数の分析機能が統合されています。

 

【New Relic 製品URL】
https://newrelic.com/

■ App Dynamics

 

New Relic の競合として比較に挙がる AppDynamics。
自己学習機能が搭載されているので、サービス側で自動で閾値設定をおこなってくれるのが特徴。

 

【App Dynamics 製品URL】
https://www.appdynamics.jp/

まとめ

現状で「APM」を導入する企業は予算のある大手企業が中心ですが、
今後はソーシャルゲーム・オンラインショップなどの業界にも少しずつ普及されていくはずなので、
APMのサービスがメジャーになっていくかと思います。

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この記事をかいた人

About the author

ohara

通信業界で法人向けのNWサービス・OA機器・グループウェアなどの、IT製品の導入を担当するセールスとしてキャリアをスタート。

その後、SIer系のデータセンター事業会社で、物理サーバー / ホスティングサービスのプリセールスエンジニア、SaaS型のSFA / CRM・BtoB向けのEコマースなどのカスタマーエンジニアを経て、現在のビヨンドへ入社。

現在は、アジアのシリコンバレー中国・深圳に駐在して、中国ドラマと billbill を見るのが日課です。

所有資格:簿記二級