【AWS】サービスを止めずにルートボリューム(EBS)が拡張できるようになった!!!
システム部の山田です。
2/14にAmazon EBSのアップデートが発表されました。
Amazon EBSのアップデート – 新機能エラスティックボリュームが全てを変える
なんとEBSのボリュームタイプ、サイズ、Iopsをコンソールパネルから変更できるようになりました。
今までEBSの拡張はインスタンスの停止とデタッチ、別インスタンスへのアタッチが必要でとっても面倒だっただけに、これは便利!
これからはサービスを動かしながら状況に応じてEBSの変更ができちゃいます!
というわけで、物は試しに早速。
AWSコンソールからEBSサイズを拡張をしてみる
まずは拡張したいEBSを選択します。
今回は30GiBのGP2ボリュームを40GiBに変更します。
とりあえず①EBSを選択して②「アクション」をクリック
ステータスはもちろんin-useです。
するとメニューに「Modify Volume」の文字が!!
クリックします。
こんな感じでEBSの各種変更サブウインドウがでてきます。
今回はサイズの変更だけですが、ボリュームタイプを「IO1」に変更するとIopsも変更できるようになります。
変更が終わったら「Modify」をクリック。
Confirmがでます。
作業中はパフォーマンスに影響するかもよ、とかOSのファイルシステムでも認識させてね、とか書いてあります。
「Yes」をクリックすれば設定変更が始まります。
今回はだいたい10分程度で完了しました。
拡張したボリューム領域をインスタンスで認識させる
変更できたら次はいよいよOSで認識させます!
lsblkで物理ディスクを確認します。ちゃんと増えてる!!
[root@beyond ~]# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 40G 0 disk mqxvda1 202:1 0 30G 0 part /
でもルートパーティションは30GBのままです。
growpart コマンドで拡張しましょう。
[root@beyond ~]# growpart /dev/xvda 1 CHANGED: disk=/dev/xvda partition=1: start=4096 old: size=62910430,end=62914526 new: size=83881950,end=83886046
まだファイルシステム上は拡張できていません。
[root@beyond ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 30G 24G 5.5G 82% / devtmpfs 992M 56K 992M 1% /dev tmpfs 1002M 0 1002M 0% /dev/shm
resize2fs コマンドでファイルシステムをリサイズします。
[root@beyond ~]# resize2fs /dev/xvda1 resize2fs 1.42.12 (29-Aug-2014) Filesystem at /dev/xvda1 is mounted on /; on-line resizing required old_desc_blocks = 2, new_desc_blocks = 3 The filesystem on /dev/xvda1 is now 10485243 (4k) blocks long.
するとどうでしょう!一度の再起動もなしにバッチリ認識されました!!AWSすごすぎ!!!
[root@beyond ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 40G 24G 16G 61% / devtmpfs 992M 56K 992M 1% /dev tmpfs 1002M 0 1002M 0% /dev/shm
補足
こんなエラーが出る人は、ルートボリュームの拡張でgrowpartコマンドを実行し忘れてるかもしれません。
ぼくもそうでした。。。
[root@beyond ~]# resize2fs /dev/xvda resize2fs 1.42.12 (29-Aug-2014) resize2fs: Device or resource busy while trying to open /dev/xvda Couldn't find valid filesystem superblock.
おわりに
いかがでしたか?今回のEBSアップデートは初期構築や運用の柔軟性がめちゃめちゃ高くなる良アップデートではないかと個人的に大ヒットしてます。
どんどん便利になるAWSの情報を追いかけられないほど忙しい方はビヨンドに丸投げしてもいいですよ!