VSCodeの統合ターミナルを使ってみよう
こんにちは。
開発チームのワイルド担当、まんだいです。
使えば使うほど手になじむと定評のあるVisual Studio Code(VSCode)。
今回は、Windows環境に照準を絞った、ターミナルを便利にする小技を紹介します。
コマンドラインツールのデフォルト
これはコマンドライン、もしくはPowerShellに該当します。
デフォルト以外で利用したいシェル環境がある場合は、settings.jsonに以下の設定を追加します。
{ // Windows標準のコマンドライン // "terminal.integrated.shell.windows": "C:\\Windows\\sysnative\\cmd.exe" // PowerShell // "terminal.integrated.shell.windows": "C:\\Windows\\sysnative\\WindowsPowerShell\\v1.0\\powershell.exe" // Git Bash // "terminal.integrated.shell.windows": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe" // Bash on Ubuntu //"terminal.integrated.shell.windows": "C:\\Windows\\sysnative\\bash.exe" }
settings.jsonの編集画面は、Ctrl + Pでsettingsと入力すると出てきます。
複数のシェルを使い分ける事はできない模様で、使い慣れたシェルを4つの中から1つ選ぶ事になります。
Linuxライクなシェルがいいなら、Git BashかBash on Ubuntu(要Insider Preview)となっており、素の状態では利用できないのは、少し手痛いところですが、慣れ親しんだ環境を使う方が効率がいいはずなので、少しの手間は仕方ないですね。
VSCode内ターミナルの便利なキーボードショートカット
マウスを持たずとも、だいたいのことができるように設計されているのがVSCode。
ターミナル周りにもいい感じのショートカットが用意されていますので、表にまとめてみました。
Ctrl + @ | ターミナルの表示/非表示 |
---|---|
Ctrl + Shift + @ | 新しいターミナルを開く(ターミナルが表示されていない場合は表示する) |
Ctrl + K | ターミナルのクリア |
Ctrl + Up | 1行ずつ上にスクロール |
Ctrl + Down | 1行ずつ下にスクロール |
Ctrl + PageUp | 1画面分ずつ上にスクロール |
Ctrl + PageDown | 1画面分ずつ下にスクロール |
Ctrl + Home | ターミナルの先頭にスクロール |
Ctrl + End | ターミナルの最後尾にスクロール |
コマンドパレットで、「>t r s」 |
選択中の文字列をコピーしてターミナルで実行 これに関しては、コマンドパレットはスペースで絞込ができるので、組み合わせは無限大です。自分なりの組み合わせを見つけてみてください。 新しい機能が増える事で、1件に絞り込めなくなる可能性もあります |
Ctrl + c | Windowsの場合は、コピーにShiftキーは必要ありません |
Ctrl + v | Windowsの場合は、ペーストにShiftキーは必要ありません |
なお、ターミナルにフォーカスを移す、複数のターミナルを起動している場合に前後のターミナルへ移動する、ターミナルのkillに関しては、ショートカットキーの割り当てがないので、自分で設定する必要があります。
ちなみに、別ウィンドウのコマンドプロンプトが欲しい場合は、「Ctrl + Shift + c」になります。
この場合に開くターミナルを変更する場合は、settings.json内の「terminal.external.windowsExec」というキーの値を変更します。
ここに入る値はこちらのJSONの文字列と同じもので問題ないようです。
以上です。