IoTに必要な『フォグコンピューティング』とは?

技術営業部の大原です。

今回はタイトルのとおり、『フォグコンピューティング』について書きます。

そもそもあまり聞きなれない言葉なので、
フォグコンピューティングの概要から説明していきたいと思います。

フォグコンピューティングの語源

ITの世界での「クラウド」という言葉は、直訳すると「雲」ですが、
この「フォグ」という言葉は、直訳すると「霧」です。
「クラウド」よりも利用者に近い場所に位置付けとして「フォグ」と表現されています。

またフォグコンピューティングの類似の表現として、
「エッジコンピューティング」というのも存在します。

これは文字通り「端側」を表しており、
フォグコンピューティングと同様、利用者側に近い場所のデータ処理・分散をしています。

IoTを構築する際に必要な条件

最近ではIoTの仕組みを導入するために、各企業が様々な取組みをしています。

また下記の図にあるように、
従来のクラウド構成ではリアルタイムな応答やトランザクションの問題で、
十分に結果が得られないという課題があります。

そこで「フォグコンピューティング」という概念が登場します。
従来のクラウド構成に対してフォグコンピューティングを追加した構成は、
下記の図のようになります。

まとめ

クラウド環境とエンドポイントに存在するのが、フォグコンピューティングの概念になります。
また、IoTを成立させるにはフォグ環境だけでなく、クラウド環境の構築も必須になってきます。

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About the author

ohara

通信業界で法人向けのNWサービス・OA機器・グループウェアなどの、IT製品の導入を担当するセールスとしてキャリアをスタート。

その後、SIer系のデータセンター事業会社で、物理サーバー / ホスティングサービスのプリセールスエンジニア、SaaS型のSFA / CRM・BtoB向けのEコマースなどのカスタマーエンジニアを経て、現在のビヨンドへ入社。

現在は中国(深圳)に駐在して、中国ドラマと billbill を見るのが日課です。

所有資格:簿記二級