Windows Server 2016 ライセンス体系 ガイド
技術営業部の大原です。
サーバーライセンスの Windows Server 2016 のライセンス体系について記載します。
※ 2017年6月時点の記事ですので、今後に料金体系や仕様が変更される場合があります。
「プロセッサライセンス」から「コアライセンス」へ
Windows Serverのライセンスを購入するときは、
Windows Server 2012R2までは「プロセッサライセンス」での課金でした。
この「プロセッサライセンス」というのはサーバーの「CPU」(ソケット)の数量です。
サーバーに搭載されているCPUの数量に併せて、
Windows Serverのライセンスも課金されていました。
Windows Server 2016 では「CPU単位」での購入ではなく、
「コア単位」で購入に改変されています。
ライセンス課金のルール
まずライセンス購入時の前提条件として 下表のように定められています。
上記のライセンス体系を踏まえた上で、
「コアあたり、何ライセンスを購入すれば良いのか?」というのが、
下記の計算式となります。
■ 最低購入コア数:16コア
■ 1ライセンスあたり:2コア (1ライセンス購入すると、2コアがパックになっている)
なので 最低購入数の16コアを購入する場合は、 8ライセンスが最低購入数となります。
その他
■ Windows Server 2016 を 2012 にダウングレードさせ使用することは可能。
■ Windows Server 2016 も CAL (User or Device) は必要です。(SPLA版では除く)
※Windows Server 2016 のCAL は、2012のWindows Serverに使用できますが、
Windows Server 2012 のCALで、Windows Server 2016 に使用することはできません。
もし 既に購入している Windows Server 2012 CAL を そのまま使用したい場合は、
Windows Server 2016 を 2012 にダウングレードさせて使用すれば良いです。
※ちなみにDBライセンスの
「Microsoft SQL Server 2016」 も、Microsoft SQL Server 2012 にダウングレードさせることが可能。
まとめ
Windows Server 2016 のライセンスを購入するときに、
ライセンス体系や課金形式を忘れてしまったときに、本記事を参考にしてもらえれば嬉しいです。