初めてオンライン合同会社説明会をやってみた話
目次
テレワーク続きで2キロほど太った広報・採用担当の藤沢海です。
2020年3月25日に21卒向けの「関西ITオンライン合同会社説明会」を開催しました!
弊社としては初の合同説明会、ありがたいことに9社もの企業さんにご賛同いただき開催を決行することができました。
そしてさらにありがたいことに、テレビ大阪さんから急遽取材依頼もあり、ビヨンドがついに地上波デビュー!
映像はこちら↓
初めてオンラインで会社説明会をやってみて色々と学びが多かったので、オンライン会社説明会の良いところ・改善点について書いてみました。
目次
- 初めてZoomを使ってみました
- 10社のタイムスケジュールがむずい
- 参加者がいるはずなのに不安になってくる
- 最後の拍手でやっと安心できた
- 学生さんの声、参加企業さんの声
- オンラインのメリット/課題
- 自宅からLT大会やります
初めてZoomを使ってみました
事前MTGで初めてZoomを使ってみる
普段社内で使っているのは
・Google Meet(大阪、横浜、四国の3拠点を常時接続)
・Whereby(打ち合わせ用)
このどちらかなのですが、今回は不特定多数の方が参加されるということで初めてZoomを使ってみました。
Zoomはセキュリティ部分で指摘される点がいくつかあるものの、利用者は既に2億人を突破したそうで、知名度もありみんなが使ったことがあるツールとしてオンラインイベントには最善のツールかと思います。
Zoomのセキュリティ対策については、トレンドマイクロ株式会社さまのブログに分かりやすく書かれていますので、ぜひチェックしてみてください。
安全なテレワークのために:「Zoom」のリスクとセキュリティを理解する
10社のタイムスケジュールがむずい
タイムスケジュールページはGoogle Siteでさくっと作りました
10社の企業説明を聞いてもらうにはどういうタイムスケジュールにしたらいいのか、悩みました。
各社30分ずつ話をしていけば合計5時間もかかってしまうので、2チーム(Aチーム・Bチーム)に分けることに。
そして説明時間も各社15分ずつにして、前半ブロック後半ブロックで分けました。
その結果、前半ブロックはAチームにほとんど人が集まり、Bチームはたったの7名ほどに。
「前半はAチームで、後半はBチーム」という流れになるのは自然なことですが、ビヨンドはBチームだったので前半かなり不安でした(笑)
なので、長尺になってもいいのでチーム分けはせず、1本のラインでタイムスケジュールを組んだ方が学生さんにも分かりやすくていいのかもしれないです。(ここの課題は今後もやりながら考えます)
参加者がいるはずなのに不安になってくる
カメラをオフにすると名前だけが表示されます
70名ほどの学生さんに対して、スライドを共有しながら会社説明をしていくのですが、「画面いっぱいに広がる自分で作った資料をただ見つめながらひたすら話続ける」ということは思ったより難しかったです。
- 学生さんは基本カメラ、マイクともにオフなので反応が見えない
- うなずいている顔すら見えない
- ほんとうに自分の声が届いているのかだんだん不安になってくる
- 自分が何をしゃべっているのか分からなくなってくる
- 頭がボーっとしてきてめちゃくちゃ噛む
このような普段の会社説明会ではありえない現象が起こります。
これはもう慣れるしかないのかもしれませんが、オンライン説明用の資料を作るなど、何か対策を練る必要があるなと感じました。
最後の拍手でやっと安心できた
Zoomには「反応」という機能があります
後半ブロックも終わり、誰の顔も映っていない画面に向かって「今日はありがとうございました」と挨拶をしたとき、拍手マークがいくつか現れました。
そのとき初めて「そこにいたのですね!!」と学生さんが参加してくれていたことを感じることができたのです。
これを説明会が始まる最初に感じることができれば、不安な気持ちも軽減されたのではないかと思います。
なので、オンラインでイベントをする際は、最初に何か前説的なものを入れることをオススメします。
学生さんの声、参加企業さんの声
ご参加いただいた学生さんの声をいくつかピックアップしました。
良かった点(学生)
- 興味のあった様々な会社の話をまとめて聞けて良かった
- オフラインの説明会であれば、ブースに足を運ばない可能性があった複数の企業の説明を拝聴できる機会が非常に為になりました
- 緊張もしにくくて満足する事が出来ました
今回1番多かった感想は「複数企業の話をまとめて聞けて良かった」という点でした。
話を家にいながら聞けるという点でも、負担が少なくリラックスしながら参加することができたようです。
良くなかった点(学生)
・各社もう少し詳しく聴くことができれば良いなと感じました
・リアルタイムでチャットがしづらい
・マイクの環境がもう少し安定すればなと感じました
各企業の説明時間は通常の会社説明会よりも短縮していたので、もうちょっと詳しく聞きたかったという声もありました。
配信環境の面でも惜しい点があり、次回からは改善していかなければと感じます。
そして参加いただいた企業の担当者の方からもご意見をいただきました。
良かった点(企業)
- 1つの会で色んな企業を知ることができるので、学生にも企業にも双方に メリットのある会だと思った
- 地方の学生さんの参加も促すことができた
- 参加した結果、弊社でもミーティングや会社説明会のオンライン化が進みました
- 登壇者も家から参加できる
- 通常の合同説明会より、スピーカー側の当日拘束時間(移動、待機含む)が短くすんだ
企業担当者側も自宅から説明ができたのは、今までにない新しい形でした。
これをきっかけに社内でもオンライン化が進んだという声には、お役に立てて良かった!と感じます。
改善点(企業)
- チャットの活用が活かせなかったので、事前のアイスブレイクでZOOMのチャットを慣れていただき、 その後にスタートしてもよかったと思う
- 双方向でやり取りできるものの割と単方向な感じになってしまったのでインタラクティブな仕組みがあると盛り上がりそう(投票機能、Remo?)
- 学生向けにITの仕事理解セミナーとかあると良いのかもと思いました
- 次回は会社説明後に質問タイムを設け、学生さんの問いかけにしっかりと答えていきたい
やはり学生さんとのコミュニケーションが図れなかったのが今回の残念なところ。
もし次回やるのであれば、もっとカジュアルな学生さん参加型のオンライン交流会をやってみるものありかもしれません。
オンラインのメリット/課題
オンライン合同会社説明会をやってみて感じたメリットはこの3点でした。
- 学生さんが複数企業の話を移動なしで聞ける
- お互い緊張しなくて良い
- 拘束時間が少なくて済む
今後の課題は、まずこの3つを解決していきます。
- 配信環境(マイク・カメラ)を最低限整える
- チャットを活用する
- 参加者のリアクションを煽る、参加型にする
さらにオンライン用の登壇資料も必要だなと感じます。オンラインでは話の展開が早くないと見てて飽きてしまいがちです。
- スライド1ページあたりの情報量を多めにする
- スライドをめくるスピード感を意識する
- 喋る言葉は簡潔に
この点を意識した資料作りが、聞いている人を飽きさせないポイントかなと感じました。
みなさまも、オンラインでの会議で資料を使う際や、イベント登壇の際はぜひこのポイントを意識してみてください。
以上、オンライン合同会社説明会をやってみての感想、課題まとめでした。
自宅からLT大会やります
ちょっと告知させてください。
4月22日(水)19:00より、ビヨンド勉強会 #23 やります!
「おうち de LT大会 ~リモートワークのノウハウ教えて!~」
ということで、リモートワークのノウハウや悩みについて面白い人たちが喋ります。
家でご飯を食べながら、飲みながらでもOKです。ぜひ遊びに来てください!
connpass イベントページ:https://beyondjapan.connpass.com/event/172781/