ゲーム関連会社2017年7-8月決算まとめ
技術営業部の中内です。
7月8月のゲーム関連会社の決算が一通り終わりましたので、まとめました。
第1四半期
第2四半期
第3四半期
第4四半期
注目企業
任天堂
爆上がりです!
Nintendo Switchがかなり好調です。Nintendo Switchが特許侵害で提訴されましたが、全く問題ないでしょう。
それぞれの売上です。
■Nintendo Switch
ハードウェアの販売台数:197万台 ソフトウェアの販売本数:814万本
- マリオカート8 デラックス:354万本
- ARMS:118万本
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:116万本(累計販売本数392万本)
■3DS
ハードウェアの販売台数:95万台(前年同期比1%増) ソフトウェアの販売本数:585万本(前年同期比31%減)
■ダウンロードビジネス
Nintendo Switchのパッケージ併売ソフトやダウンロードコンテンツによる売上が順調に伸び、ダウンロード 売上高合計では110億円(前年同期比41%増)
■スマートデバイスビジネス
『スーパーマリオ ラン』『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が好調でスマートデバイス・IP関連収入等の売上は90億円 (前年同期比450%増)
2Q(7-9月)ではスプラトゥーン2が入ってきますし、しばらくはNintendo Switchの影響で上向きになりそうです。
株価もNintendo Switchが発売された3/3からかなりの右肩上がりです。まだまだ上がりそう!
アカツキ
アカツキはずっと注目してますが、上場してからの勢いが半端じゃない。
(毎回言ってるような気がしますが)
自社タイトルの「サウザンドメモリーズ」は1,061万ダウンロード(2017年6/末時点)と人気アプリになり、協業案件が軒並みヒットしてます。
- テイルズ オブ リンク:230万DL(バンダイナムコスタジオとの共同開発案件)
- ドラゴンボールZドッカンバトル:1億8,000万DL(バンダイナムコエンターテインメントと協業)
リリース延期になっていた「八月のシンデレラナイン」は6/27にリリースし3日で40万DLを達成。
2016年3月17日に上場し初値は1,775円でした。
2017/8/17時点で10,540円ですから594%の上昇率です。
時価総額は1433.62億円です。
アカツキの時価総額1000億オーバー、実は以前予想してたんですよね。下記の記事で!!
でも、こんなに早いペースで来るとは思ってませんでした。
DeNA
セグメント | 売上収益 | セグメント損益 |
---|---|---|
ゲーム事業 | 242億9400万円 | 73億4900万円 |
EC事業 | 39億5400万円 | -5億3400万円 |
スポーツ事業 | 63億2000万円 | 22億4700万円 |
新規事業・その他 | 21億1200万円 | -13億6800万円 |
スポーツ事業は横浜DeNAベイスターズが観客動員が前半戦終わった時点で過去最高を記録。
観客動員もそうですが、オリジナル醸造ビールが売れまくってるそうです。
横浜スタジアム改修も今シーズン終了時着工に準備中。
ベイスターズはDeNAが親会社になってからここまで、いいことしかないですね。
年間30億の赤字を叩き出していた球団が今や黒字ですからね。
サイバーエージェント
セグメント別の売上高と営業益は下記のとおりです。
セグメント | 売上高 | 営業益 |
---|---|---|
メディア事業 | 188億1000万円 | -144億2300万円 |
ゲーム事業 | 1039億6800万円 | 212億6600万円 |
インターネット広告事業 | 1524億2100万円 | 141億7500万円 |
投資教育事業 | 17億7500万円 | 6億9400万円 |
その他事業 | 93億8700万円 | 12億4900万円 |
ゲーム事業すごすぎる。営業益は主要事業のインターネット広告を抜きセグメントトップです。
メディア事業の営業損失が大きいですが、これは2017年度はAbemaTVへの投資期としてAmebaTVへの投資を強化してることからです。
AbemaTVのマネタイズに成功したら恐ろしいことになりそうです。
余談ですが、私は最近PrimeVideoとAbemaTVばっかで地上波を見なくなりました。
もうテレビじゃなくてモニターでいいんじゃないかと思ってるぐらいです。
今回はこのへんで失礼します。