【PHP新機能】PHP8 が リリースされました
こんにちは、ビヨンドの 元 ISMS 担当、元プログラマ、とたくさん元がつく現雑用柏木です。
2020年11月に PHP8がリリースされ、まだビヨンドブログでは触れられていなかったので滑り込み紹介します。
まず PHP とは
言わずと知れた、サーバサイドのスクリプト言語です
仕様や文法の理解のしやすさから、スタディコストが安くいろいろなところで利用されている言語になります。
データベースの接続等も容易で初心者の方でも迷わずに実装できる利点があります。
インストールも簡単です。
早速 CentOS7 に インストール
$ sudo yum -y install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm $ sudo yum -y install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm $ sudo yum -y install yum-utils $ sudo yum --enablerepo=remi-php80 install php
インストールが完了しているはずなので、バージョンを確認してみます。
$ php -v PHP 8.0.0 (cli) (built: Nov 24 2020 17:04:03) ( NTS gcc x86_64 ) Copyright (c) The PHP Group Zend Engine v4.0.0-dev, Copyright (c) Zend Technologies
無事インストールされました。インストールは相変わらず簡単ですね。
早速新機能をいろいろ試す
JIT
処理が早くなります。ただ、WEBコンテンツではその恩恵をそこまで得られないかもしれません。
いままで敬遠されていた、PHPでのバッチ処理化がはかどりそうですね。
ただ、JITの説明自体はたくさんの方々がブログ等で説明していただいているようですので詳しくは割愛します。
目玉機能なので紹介しました。
名前付き引数
引数を名前で渡せる新機能です。python 等、他の言語ではすでにおなじみですね。
// 名前付き引数 function sample01( int $mae = 0, int $ato = 0 ) { var_dump( $mae ); var_dump( $ato ); } // どの引数か指定できる sample01( mae: 1, ato: 2 ); // 出力結果 // int(1) // int(2) // 逆にしても大丈夫 sample01( ato: 2, mae: 3 ); // 出力結果 // int(3) // int(2) // 片方だけもいける sample01( ato: 4 ); // 出力結果 // int(0) // int(4)
match 式
switch文みたいな処理を、三項演算子のように使える新機能です。
$x = 2; $sample02 = match ( $x ) { 1 => '$x は 1', 2 => '$x は 2', default => '$x は それ以外', }; var_dump($sample02); // 出力結果 // string(8) "$x は 2"
などなど、簡単に試せるところだけのご紹介で、
今回はあまり大幅な仕様変更はなかったかなと思いますが、
見どころはたくさんあったのではと思います。
ただ、世界に残存する、PHP5 からの アップグレード、PHP7 からのアップグレードは
下位互換のない機能、実装もありますので注意が必要です。
今手元にあるソースと、公式のソースを見比べながらグレードアップに関しては検討してみることをお勧めします。
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