[ 建築撮影 の コツ も解説]オフィス移転したので写真を撮りました
こんにちは。人物撮影 料理撮影 建築撮影 などしております、社内カメラマンの五島です。
(※Webサービス事業部所属)
弊社ビヨンドは2021年4月下旬にオフィス移転しました。
実はオフィス移転プロジェクトというものにも参加していたのですが、新オフィスはカフェスペース(夜はバーに…!)、から執務室、各種ブースなど、隅々までこだわりあるオフィスにすることが出来ました。
そんなオフィスをたくさんの人に「最高のコンディションで見てもらいたい!」という想いから、
今回カメラマンとしてのスキルを活かし、新オフィスの 建築撮影 を担当しました。
なお、私のカメラマンとしての経歴等はこちらに記載しています。
さて、ここからは私が撮影した大阪オフィスの写真を各部屋ごとにお届けしますので、
ぜひご覧ください!
また、後半では少しばかり建築撮影のコツやポイントについて解説します。
スマートフォンでも実践可能ですので、是非参考にしていただけますと嬉しいです!
ビヨンド大阪オフィスを写真で紹介!
以下より私が撮影した大阪オフィスの写真を掲載していきます!
受付・エントランス
まずは受付・エントランスから。
オフィスの顔ともいえる受付・エントランスの印象って、とても大事ですよね。
さて、こちらがビヨンド大阪オフィスの受付・エントランスです。
IT企業らしい雰囲気ですね。黒を貴重とした空間に大判のミラーで奥行き、会社ロゴや椅子でコーポレートカラーを表現しています。
共有エリア・カフェ(バー)スペース
次に共有エリアです。共有エリアは社員の休憩や、お客様に起こしいただいた際にお出迎え出来るスペースとしてつくられています。
もはや「オフィスとは…?」と心の声が漏れそうになる空間ではないでしょうか。
昼はカフェ、夜19時以降はバーとして社員やパートナー様、お客様との時間を楽しむことが出来ます。
なお、コロナ対策として、席にはパーティションを設置しています。
そして、バーカウンターはこちら。
ご覧の通り、カウンター奥にはお酒が…!
ビヨンドでは、19時以降仕事が終わったメンバーはここでお酒を飲むことができます。
ちなみにビヨンドではお酒をつくるのが得意な社員が社内副業として社内バ-テンダーをやっています。
ビヨンドグラスで飲むお酒、美味しいです。(愛社精神)
さて、ここまでの情報だと「これのどこがオフィスなの。。」とツッコミが入るかもしれません。
そこで、次から執務室・各種ブース等を紹介いたします。
執務室
執務室はフリーアドレス(メンバーごとに固定の席がない)となっており、毎日違う場所で仕事をすることが出来ます。
気分転換にもなり、なかなか楽しいです。
セキュリティの都合上、全てをお見せすることは出来ないのですが、特に人気が高いのはこの窓際スペースです。
開放感が素晴らしいですね。モニターが設置されているため、作業も快適です。
他にも席ごとに異なる椅子が置かれていたり、スタンディングデスクや、外部の視線を遮断して作業できる「集中ブース」等があります。
小会議室「booth y」
会議室は利用規模に合わせて2部屋用意されています。
こちらが通称「booth y」と呼ばれる小会議室。
ちなみに社内の会議室等のブースはそれぞれ「booth be」「booth y」「booth o」「booth n」「booth d」と名付けられています。
つまり弊社の会社名ビヨンド(beyond)が部屋の名前になっているということですね。
草が生い茂っている会社ロゴの壁面ボードが個人的にお気に入りです。
単体で撮るとこんな感じになっています。
他にも、花瓶の花をあえてレンズの前に置くとこんな撮り方も出来ます。
booth yは会議の他、Youtubeなどの動画コンテンツの撮影場所として活用されることを想定して設計されています。
写真だと、例えばこんな感じに撮れます。
ちなみに会議室内にはCO2センサーが設置されており部屋が「3密状態」になっていないか検知することが出来ます。
大会議室「booth be」
続けて、大会議室である「booth be」はこちら
こちらは大規模でのミーティングやお客様とお打ち合わせで密を避けたい場合に使用されます。
会議室はどちらも窓があるため、いつでも換気が出来ます。
また、開放感も素敵ではないでしょうか。
オンライン会議やシエスタに。個別ブース「booth o」「booth n」「booth d」
オンライン会議の数が急増した関係で、今回個別ブースが3部屋設けられました。
こちらはオンライン会議はもちろん、椅子のリクライニングが可能なため、シエスタ休憩もとることが出来ます。
デスクにはWebカメラやリングライトが設置されています。
以上ビヨンド新オフィスはいかがだったでしょうか?
さて、ここからは簡単に僕が実際に撮影案件をこなす中で身につけた建築撮影のノウハウをお伝えします。
カメラマンが解説!誰でも実践できる建築撮影のコツ
カメラの技術はもちろんすぐには身につくものではないですが、今回は「これを気をつけるだけで撮れ高が変わる!」といえるようなポイントをいくつか紹介します。
実際に建築撮影のポイントを紹介する前にまずは建築撮影ではどういう写真を撮るのが理想的なのか?をまとめてみます。
いい建築物とは?撮影の方向性を決める
ます、いい建築物とは何でしょうか?
ケースバイケースな側面もあるかと思いますが多くの場合はおおまかに以下が「いい建築物の定義」でしょう。
いい建築物(内装)の定義
- 十分な広さがあり、開放感がある
- 室内に十分に明るさがある(窓から自然光が十分に入ってくる)
- 清潔で散らかっておらず洗練されている
そのため、写真ではこれらの条件を出来る限り引き出すことが前提として大切です。
このように、写真を撮る前はどんな写真を撮るべき、または撮りたいのかを明確にしておくと迷いにくいです。
なお、撮りたい写真を撮るための考え方や実践方法については以下記事をご参照ください。
以下より、実際に建築物の魅力を引き出す具体的な撮影方法について紹介します。
ポイントは以下の通り。
建築撮影のポイント
- 広角で撮る
- まっすぐ撮る
- 余計なものを写さない
- 光を見方に
- 【番外編】人を巻き込んでストーリー性を
順に簡単に解説します。
建築撮影のポイント①広角で撮る
部屋の開放感を演出するためには、出来るだけ部屋を広く見せられることが重要です。
そこで役立つのが広角レンズです。
私が利用しているのは、SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art というレンズです。
一眼レフで撮影する場合、こういった広角レンズで撮るのはもっとも最適です。
広角レンズが用意出来ない場合は、出来る限り広い画角で撮影しましょう。
なお、最近のスマートフォンは広角撮影対応の機種が多いのでとても便利ですね。
建築撮影のポイント②まっすぐ撮る
次のポイントがこちら。
「いや当たり前だろ」と思われたかもしれませんが、これが意外と奥が深いのです…。
まっすぐというのは、この場合、垂直と平行どちらも指します。
これをきちんとしなければ、広角撮影の場合特に歪んだ景色で撮れてしまいがちです。
歪んだ状態で撮れた写真は人間の目には不自然に映るため、望ましくありません。
こちらに関しては「カメラのグリッド表示をオンにする」、出来れば「三脚を使用する」などが対策として最適です。
いきなり垂直にも平行にもまっすぐに撮るのはとても難しいですが、出来る限り気を付けてみましょう。
建築撮影のポイント②余計なものを写さない
これは特に見落とされがちですが、かなり大事なポイントです。
例えばオフィスにも、ゴミ箱など生活面の機能性を重視して置かざるをえないものが部屋に置かれていることがあります。
こういったものは生活していく中では気になりにくいですが、写真として写すと途端に世界観を崩す要因になります。
そのため、出来る限り不要なものを写らない場所に移動させてから撮ることが大切です。
これに関しては、トライアンドエラーで繰り返し経験を積まないと見逃しが発生しがちですが、
自分の今までの経験上、ここは気をつけるべき!といえるポイントを紹介しますので、まずは以下を参考にしてみてください。
撮影前にチェック!写すべきでない余計なものリスト
- コード、配線類がごちゃごちゃしていないか確認
- 机の上のリモコン類やティッシュなどは出来る限り置かない
- ゴミ箱などが床においてある場合は移動させる
- 誰かが画角に入ってしまうときは、撮影中だけ移動してもらう
- 布団など、シワが目立つものは予めきれいに伸ばしておく
- 光沢のある机やガラス窓の指紋などは予め拭いておく
また、逆に殺風景すぎて物足りない!というときは花瓶など置くことで、景色に彩りを加えられます。
花瓶を置いて撮影した例はこちら
建築撮影のポイント④光を見方に
部屋の中がぼやっとした感じで暗ければ、その部屋の魅力が伝わりにくいものです。
そのため、昼間であればカーテンを開けて光を室内に取り込むなどし、部屋に十分な光がある環境で撮影してみてください。
また、自然光でなくても、間接照明等で空間に光のメリハリを付けられていれば魅力的に写しやすいです。
例えば以下の写真は間接照明の光をお酒にあてて雰囲気を演出しています。
光を味方につけて撮影するためには、以下をチェックして撮影してみてください。
光を味方にするために確認すべきこと
- 昼間であればカーテンを開けて自然光をたくさん取り込む(明るすぎる場合はレースカーテンでやわらげる)
- 室内の照明は基本的に全てオン(多すぎる場合は適宜調節)
- 間接照明で光のメリハリを演出
【番外編】人を巻き込んでストーリー性を
建築撮影は基本的に誰も写さず撮ることが多いですが、時にはあえて人に写ってもらったほうが空間の魅力や機能について伝わりやすい写真にすることが出来ます。
例えば、新オフィスのエントランスは非接触の検温器とディスペンサーが設置されていますが、それを無人で撮影しても、
パッと見だと「なんだこのタブレットがついた棒は…?」となるかもしれません。
そこで、広報の藤沢さんに実際に使用している風で写ってもらうことで、よくわからない棒の機能がすぐに理解出来る写真にすることが出来ました。
まとめ
以上、私が撮影した大阪オフィスの写真と 建築撮影 の コツ についてお届けしました!
私の写真はInstagram(@gotoh_2682)にて公開しておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。