【受験者必見】AWS認定資格 SAA(ソリューションアーキテクト)の勉強方法を教えます!!
*らーめん颯人(大阪市南森町)
こんにちは!
株式会社ビヨンド大阪オフィスのラーメン王、ヒデです。
今回が3回目の投稿です。
この記事では、最近僕が取得したAWS SAA(ソリューションアーキテクト)の資格について話します!
前回は、【Makefileで楽してdockerコマンドを使おう!】という記事や
【AWS ELBでアクセスログを取得しよう!】という記事も書いたので、
興味ある方は、ぜひ見てくださいね
また、この記事の内容をYoutubeにアップしましたので、
文字を読むより、動画で見たいという方はこちらを見て頂けると嬉しいです。
AWS SAAとは?
AWS SAA(ソリューションアーキテクト)は、AWSが定める認定資格です。
この資格を取得すれば、AWSサービスに関してはある程度理解しているという証明にもなる資格です。
この資格は、非常に人気で就職活動でのアピールや管理職へ昇格時の判断材料としても使用されることもあるため、
毎年、取得を目指して受験される方が非常に多い資格になっています。
また、AWS資格全体でのSAAに関するレベル感としては、【アソシエイト】と位置づけられています。
「ちょっと待って!!」
「”1 年間の AWSクラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験”って書いてるけど...受けれるの?(汗)」
「マジでそこ不安やねんけど...大丈夫なん?」
上記のように思った方はいると思いますが....大丈夫です!!
これはあくまで、それくらいのレベル感の問題が出題されますよというだけです。
上記を満たさないと試験が受けることができないということはないので安心してくださいね!
ただ、”1 年間のAWSクラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験”と書いているだけに
出題される問題は多岐に渡り、AWSサービス・インフラの知識なども活用して解かないとわからない問題も出題されます...
「なんか難しいそうだなぁ.....」
「ちょっといきなりSAAは厳しいなぁ....」
「SAAよりもっと基礎の試験から受けたい!!」
そんな方は、AWS SAAよりも簡単なAWSクラウドプラクティショナーという資格があります。
この資格は、AWSサービスの基礎的な能力を測る資格であるため、比較的に簡単に取得することは可能です。
一つ一つ着実に資格を取得したい方には、おすすめの資格になっています。
気になるAWSクラウドプラクティショナーの勉強方法は、
弊社公式YouTubeチャンネルの【びよまるチャンネル】で
広報担当のうみしゅーさんが詳しくわかりやすく解説していますので、
興味ある方は、ぜひチェックしてくださいね!
試験内容について
①出題形式について
まず、試験の出題形式は以下になります。
*AWS公式サイト資料から引用しております
出題形式は、選択問題であるため、まだ比較的試験としては受けやすいかなと思います。
これがもし記述式であったら、なかなか大変な試験でしたね.....
ただ、選択問題であるため、選択ミスや複数選択を一つだけ選択するようなケアレスミスには注意しましょう!
②試験範囲について
試験範囲に関しては、以下になります。
*AWS公式サイト資料から引用しております
おそらくこれを見てもわからないため、出題されそうなサービスは一切わからないと思いますww
なので、僕が見聞きして合格した経験から出題される可能性のあるサービスと機能や
覚えておくと得点が取れるサービスと機能を紹介します。
- 頻出するサービスと機能
VPC・Route53(ルーティングの種類)・IAM・EC2・S3(ストレージの種類)・ELB(ロードバランサーの種類)・RDS(Aurora)・SQS・EBS・EFS・CloudFront
- 覚えておくと得点が取れるサービスと機能
RDS(DynamoDB)・DirectConnectとVPN・Codeシリーズ(CodeDeploy等)・Lambda・Kinesis・CloudFormation・ElastiCache・Redshift・ ElasticBeanstalk・Storage Gateway
③例題
例題は以下になります。
非常に本番の試験問題に近い例題を考えてみました。
ぜひ、チャレンジしてくださいね!!
試験問題は、どうだったでしょうか?
例題の問題文が非常に長かったと思います。
実際の問題も一問あたり5~15行くらいの文章量があるので、
限られた時間の中でサービス知識だけでなく、読解力も問われます。
試験問題を解く際は、クライアントが何をしたいのかを明確に把握できるようにすることがポイントです!
ちなみにこの例題の答えは、②になります。
その答えになる理由に関しては、勉強にもなるので一度調べて見てくださいね!
「あ~~~なるほど!!」ってなるかと思います。
教材について
ここからは、勉強した教材に関してご紹介します。
僕自身も勉強を開始した時は、数ある教材の中でなにを選べばいいかわからなかったので大変でした....
でも、ブログ記事・Twitterなどで色々自分で調べたり、会社の同僚にお聞きしたことも含めて考えたベストな教材を紹介します。
ぜひ、試験を受ける時の参考にしてくださいね!
①参考書
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
こちらの本は、僕自身は使ったことがないのですが、
同じく最近合格した同僚がこの本を使用していたみたいで、図解がふんだんに使われていて学習初期は非常に役に立ったみたいです。
いわゆるSAA資格試験を受ける界隈では、黒本と呼ばれている本です。
確かに学習初期は、図解がないとどのようなサービスがどのような構成なのかイメージがつきにくいです.....
問題を解く際も頭の中に構成図を思い出せるようにしておくと非常に問題が解きやすくなります。
業務経験がなく、視覚的に図を見ながら勉強したい人にはおすすめです!
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
僕は、この本を学習初期に利用してました!
いわゆるSAA資格試験を受ける界隈では、オレンジ本と呼ばれている本です。
この本は、図解がふんだんに使用されている本ではないので、黒本よりは超初心者向けではないですが、
試験に出てくるニッチサービスまで網羅しているため、さらっとAWSサービスについて全体を掴めるのが良いポイントです。
セクションごとに設問と丁寧な回答もついてますし、模試もついてます。
しかし、僕としてはこれ一つで合格できるかと言われるとそうでもなかったような感じです。
文字が多めな参考書が好きな方やさらっと全体を把握したい人にはおすすめの本になってます!
②ハンズオン教材
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
このハンズオン教材は、社内で試験を受けたことがあるエンジニア全員がこれで勉強していたほどの教材です。
この教材の何が良いかというとこれ一つでSAA試験をすべて網羅できてしまうからです。
また、動画教材であるため、動画を見ながら実際に手を動かしながら勉強もでき、図解もふんだんに盛り込まれています。
それだけでなく、本番さながらの模試も3回分もついていて安いのでコスパも最高です。
しかし、見てる方の中では「いきなりこれをやれば本はいらんやん!」と思っている方はいると思います。
確かにこのハンズオン教材を利用して勉強すれば、本はいらないかもしれません....
ただ、すべてを網羅しているだけあってかなり量があるので、初めて勉強する方は挫折するかもしれません.....
そのため、挫折したくない方は本から入ることをおすすめします。
あと、模試に関しては本番さながらと書きましたが、実際の試験は模試より簡単だった印象はあります。
もし、模試を受けて点数が取れなくても6割以上あれば受かる可能性はありますので、安心してくださいね!
③その他
techstock
この問題集は意外に知らない人も多いです。
月額使用料を払ったら、600問以上の問題を解くことができます。
模試を受ける前に問題集を解きたい人にはおすすめです!
まだまだ、おすすめする点はあります!
この問題集ではオンプレミスやWindows関連の問題も出題されます。
ハンズオン教材の模試では出題されていなかったので、非常に勉強になりましたし、実際の試験でも同じような問題が出題されていました!
さらにこのサイトは、SAA試験以外のAWS資格の問題集もあるため、SAAに受かった後にも活用することができます!
また、スマホでも問題を解くことができるので、スキマ時間も活用することができます。
料金も安いので、ぜひ利用して見てくださいね!
AWS Black Belt Online Seminar
これは、AWSが公式に発表しているセミナー資料になります。
そのため、実際のAWS担当者が各サービスをわかりやすく資料付きで解説してくれます。
また、ほとんどYouTubeにアップされてるので、手軽に見ることもできます。
しかし、試験対策として有効かと言われれば、そうでもないかと思うので、
学習の補助教材として見るのがいいかもしれないですね!
苦労したポイントと対策
ここでは、僕や社内で試験を受けたことがあるエンジニアが受験時に苦労したポイントを二つ紹介します。
事前に苦労したポイントを知っておくと試験時に対策が取りやすいと思うので、
絶対チェックしておきましょう!
①触ったことがないサービスは覚えづらい
僕は普段の業務であるサーバー運用や構築などでAWSの主要なサービスは触ったりはしてます。
例えば、VPC・EC2・Route53などを経験があります。
それら主要サービスに関しては覚えづらいことはなく、すぐに覚えることはできました.
しかし、全く触ったことがないサービスに関しては、非常に覚えづらかったです。
普段の業務ではあまり使わないkinisisやDynamoDBなどは特に苦戦をしました。
他に個人的に苦戦したサービスは、以下になります。
全部試験に出る可能性があるので、ぜひ確認しておきましょう!
この問題の対策としては、めんどくさいですが実際に触ってみることが一番だと言えます。
やはり文字だけや聞いただけで理解しても長期的に記憶することは難しいです。
説明されるより自分で考えながら設定して成功や失敗を体験したほうが、より長期記憶になって試験後の実際の業務に生きる可能性は高いと思います。
ハンズオン学習は非常に時間がかかりますが、「急がば回れ」と思って触ってみましょう!
②問題文の日本語が読みにくい
例題にもあったとおり、非常に文章量が多くクライアントのしたいことが見えにくい仕様になってます。
そのため、問題文を読んでいて答えを考えていたら、試験時間がかなり無くなるケースもあります。
また、AWSは外国企業であるため、試験自体も英語ベースで試験が作成されています。
日本でも試験が受けやすいように英語が読めない方向けの日本語に訳された試験が用意されているのですが、
その日本語が少し不自然なことがあり、文章量も相まって非常に読みにくい問題文になっています。
それを防ぐためにも、クライアントの要望だけを切り取ることが大切になってきます。
先ほどの例題をもとにクライアントの要望だけを切り取るとこのようになります。
このようにクライアントが実現したい要望だけを切り取ることによって、読む時間を減らすことができます。
もし、試験中に問題を解いていて混乱した際にも、問題文を切り取ることでシンプルに考えることができ、
問題の正答率も上がりやすくなります。
また、不自然な日本語に関しても切り取ることで、ある程度は意味がわかりやすくなります。
英語が読める方は、英語の問題にも切り替えることはできるので意味が理解できなければ、
英語の問題文で読むと理解しやすくなると思います!
まとめ
色々と書きましたが、どうだったでしょうか?
AWS SAAの勉強方法を一から色々な記事を見て調べていると、
選択肢が多すぎてかえって勉強方法がわからなくなることがあると思います。
僕もブログやTwitterなどを駆使して色々と調べて実践したことで合格できましたが、
勉強方法を調べるだけでとても時間がかかってしまいました.....
今回のブログで勉強方法や苦労したポイントなどについて紹介しましたが、
これを読んで少しでも試験対策するスタートダッシュを切れるようにしてくださいね!
読んで頂きありがとうございました。