【超絶入門3分】できた!ディスク使用容量を調べる
こんにちは!
株式会社ビヨンド四国オフィスのペルシャ猫、いのうえです。
かっこよく言えばMSPの私が日々障害対応していくなかでよく使うコマンド「df」
ディスクの容量を調べる・管理するコマンド。
ディスクには日々、たくさんのデータが残るため
放っておけば容量がいっぱいいっぱいになってしまいます。
そんな時、使用する「df」コマンドの使い方をペルシャ猫的ざっくり参考書としてご紹介します。
dfコマンド
ディスクの使用状況を調べる。
# df Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on devtmpfs 485716 0 485716 0% /dev tmpfs 503624 0 503624 0% /dev/shm tmpfs 503624 392 503232 1% /run tmpfs 503624 0 503624 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 8376300 2864700 5511600 35% / tmpfs 100728 0 100728 0% /run/user/1000
オプションをつけないと、こういった表示になります。
■-hオプション
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs 475M 0 475M 0% /dev tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm tmpfs 492M 392K 492M 1% /run tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 8.0G 2.8G 5.3G 35% / tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1000
K、M、G単位で表示してくれるので一目で多く使用しているところがどこなのか判断できます。
■-aオプション
# df -ah Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on sysfs 0 0 0 - /sys proc 0 0 0 - /proc devtmpfs 475M 0 475M 0% /dev securityfs 0 0 0 - /sys/kernel/security tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm devpts 0 0 0 - /dev/pts tmpfs 492M 392K 492M 1% /run tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/systemd pstore 0 0 0 - /sys/fs/pstore cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/devices cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/net_cls,net_prio cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/freezer cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/cpu,cpuacct cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/memory cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/pids cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/perf_event cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/blkio cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/hugetlb cgroup 0 0 0 - /sys/fs/cgroup/cpuset /dev/xvda1 8.0G 2.8G 5.3G 35% / systemd-1 - - - - /proc/sys/fs/binfmt_misc debugfs 0 0 0 - /sys/kernel/debug mqueue 0 0 0 - /dev/mqueue hugetlbfs 0 0 0 - /dev/hugepages sunrpc 0 0 0 - /var/lib/nfs/rpc_pipefs tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1000 binfmt_misc 0 0 0 - /proc/sys/fs/binfmt_misc
すべてのディスク容量が表示される。
■-Tオプション
# df -Th Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs devtmpfs 475M 0 475M 0% /dev tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 492M 392K 492M 1% /run tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 xfs 8.0G 2.8G 5.3G 35% / tmpfs tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1000
ファイルのタイプを表示する。
マウントしているデバイスを確認することができる。
■-iオプション
# df -i Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on devtmpfs 121429 281 121148 1% /dev tmpfs 125906 1 125905 1% /dev/shm tmpfs 125906 346 125560 1% /run tmpfs 125906 16 125890 1% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 4193216 46429 4146787 2% / tmpfs 125906 1 125905 1% /run/user/1000
inodeの使用量を表示する。
■ディレクトリを指定する
# df haruka Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/xvda1 8376300 2881132 5495168 35% /
harukaディレクトリが格納されている「xvda1」の容量が表示される。
まとめ
MSPにとって必須コマンドと言ってもいいくらい、よく使うコマンドです。
「df」コマンドを使いこなすために、今回はオプションをご紹介させていただきました。
ディスクの使用容量や空き状況を定期的に把握することは大事なこと。
ディスク容量がいっぱいになってしまうと、
アップデートができなかったり、ログが残せなくなったりという問題が発生します。
ですから、定期的にディスク容量を確認し、整理することが障害を発生させないために大切です!
今後も、トライアンドエラーとやらを繰り返し、
お気に入りのコマンドや、個人的にもっと理解を深めたいコマンドに関してブログを書いていきます。
日々成長、日々前進。
毎日、私自身をアップデートしていかなければ!!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。