【まとめ】Tencent Cloud(テンセントクラウド)の概要【ポイント】
2021.11.15
技術営業部の大原です。
今回は中国で二大巨頭の一つである クラウドプラットフォーム Tencent Cloud(テンセントクラウド)の概要に関する記事です。
(2021年11月時点の情報です)
Tencent(テンセント) の概要・歴史
Copyright (C) 2021 Tencent Cloud. All Rights Reserved.
Tencent では、微信(WeChat)・QQメールに代表されるメッセージングを始めとした、ゲーム・ビデオ・ニュース・音楽・決済・クラウド・セキュリティなど、ユーザーの日常のニーズを満たす様々なデジタルエコシステムが存在します。特に 微信(WeChat)では「毎日10億以上」のアクティブユーザーが存在します。
年代 | 概要 |
1998.11 | Tencent(騰訊控股)を設立 |
1999.02 | Tencent QQ が誕生 |
2003.08 | QQゲームをリリース |
2004.06 | 香港証券取引所メインボードに上場 |
2009.12 | 年商が100億人民元を突破 ※ 日本円で約1,588億円 |
2011.01 | 微信(WeChat中国版)をリリース |
2011.06 | オープンプラットフォーム戦略を発表 |
2013.08 | WeChat Pay のオンライン化 |
2014.01 | WeChat 紅包(ホンバオ)をリリース ※ デジタル送金機能 |
2017.07 | 時価総額が5,000億ドルを突破 ※ 日本円で約56兆円 |
2018.01 | WeChat の アクティブユーザー数が10億を突破 |
2019.07 | クラウド分野で日本市場に参入発表 |
2020.02 | グローバルなパンデミック対策支援として1億ドルのファンドを設立 ※ 日本円で約110億円 |
Tencent Cloud の概要
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Tencent が提供する 微信(WeChat)や デジタルコンテンツ などの様々なサービスを支えるプラットフォームが「Tencent Cloud」 です。
Tencent Cloud のインフラ技術を用いた、高DAUサービスとソフトウェア 及び 独自テクノロジーを活用して、企業のデジタル変革を支援し、Tencent Cloud の基幹プロダクトとなる コンピューティング・ストレージに加えて、包括的な300以上のサービス、27のリージョン・67のアベイラビリティーゾーンの強固なインフラサービスを提供します。
また、Tencent Cloud の特徴としては、以下の3つのポイントがあります。
● 強力な技術基盤
・クラウドコンピューティングテクノロジー開発の技術革新ために、継続的なオープンソースコラボレーションへの投資。
● 膨大なコネクティビティ
・数十億のユーザーにサービスを提供してきた20年以上の経験により、数多くの視点からユーザーを繋ぐ強力なコネクション。
● オープン化されたエコシステム
・強力なパートナー同士の相互接続によるデジタルエコシステム。
まとめ
以上、Tencent 及び Tencent Cloud の概要でした。
Tencent Cloud では、大規模ライブ配信機能を実装するための開発ツールSDK「aPaaS」を利用することで、通常のライブルーム機能だけでなく、各種ミニゲームや投げ銭機能を実装することができるので、インフラ利用の用途だけでなく システム開発のシーンでも活躍します。
※ ちなみに Qiita にもTencent Cloud に関する記事があるのでご参考ください。