【スマートフォンOK】シズル感溢れる料理写真の撮り方を解説
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こんにちは。
最近散財が過ぎた結果金欠で米とパンばかり食べているので、ダイエットがハードモードなWebサービス事業部の五島です。
なんとなく健康診断の数値は自分史上最痩せの数値を残したいので、本気出します明日から。
ところで米とパンは本当にコスパに優れており、味も美味しいので、こんなにおいしい思いをさせていただいた上で節約までさせてくれるなんて、パンとお米には頭が上がりませんね。
さて、今回は久々に写真撮影のコツをお届けするブログを投稿させてください。
冒頭にパンとお米のお話をしたことですし、今回は料理写真にフォーカスを当ててコツを解説します。
※上記は一眼レフで撮影
カフェでおしゃれなメニューを頼んだとき、レストランでなにこれ!うま!!っとなるご飯に出会ったとき、「自炊出来る俺」をSNSで垂れ流したい時等、料理撮影のスキルは日常における幅広い場面で役立ちます。
私は社会人になってから初めてやり始めたお仕事がフォトグラファーということもあり、それなりに長く写真と向き合っているため、写真撮影が少しだけ得意です。
ただ、得意といっても私は専業のフォトグラファーほど再現性が低いような難しいことをしているわけではありません。
むしろ、誰もが知っていればすぐ実践出来るような写真のコツを体得しているからこそ、自分はきれいな写真が撮れるのだと思っています。
そこでこの記事では自分のこれまでの経験で得たスキルに基づいた「知っているだけでうまくなる料理写真のコツ」を3つご紹介いたします。
今回の内容は高級なカメラでもスマートフォンでも関係なく、写真を撮ることが出来るすべてのデバイスで応用できる内容となりますので、是非最後まで御覧ください。
今回紹介する料理撮影のコツがスマートフォンでも応用できる理由
※上記はiPhone8 Plusで撮影
結局、いいカメラがないといい写真は撮れないんでしょう?と考える方もいらっしゃるかと思います。
確かにいいカメラはスマートフォンのカメラでは捉えられない絶妙な色調表現や、空気感、立体感を表現することが出来ます。
とはいえ、最近はスマートフォンのカメラがかなり進化しているので、高級一眼レフカメラとの性能差はどんどん小さくなってきています。
以下の記事ではスマートフォンでも写真がきれいに撮れる理由の説明や実際のスマートフォンを使った撮影ノウハウを掲載していますので、こちらも是非御覧ください。
筆者の経歴・実績
まずはここまで読んでいただきありがとうございます。
ただ、現時点で「本当にこの人のコツは役に立つの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そこで以下のブログで私の今までの経歴や実績を実際の写真を踏まえて掲載しています。
よろしければ御覧ください。
この記事を読むことで撮れるようになる写真例
また、私が実際にスマートフォンで撮影した料理写真をいくつかご紹介いたします。
※使用したスマートフォン:iPhone 8 Plus(2017年9月発売)
それでは、以下よりコツをご紹介いたします。
料理やご飯を美味しそうに撮る3つのコツ
※上記は一眼レフで撮影
料理やご飯を美味しそうに撮るために必要な3つのコツは以下の通りです。
- 料理撮影に適した光の向きを知る
- レンズの特性を理解する
- 美味しそうな色味で撮る
よりクリエイティブな撮影をするにはさらに知識や経験が必要になりますが、上記を押さえているだけでも美味しそう!と多くの人に感じてもらえる写真が撮れるようになります。
以下より、一つずつ解説します。
料理撮影に適した光の向きを知る
料理撮影ではいかに料理のシズル感を引き出せるかが最も大切であるといっても過言ではありません。
シズル感とは、料理のリアルさや臨場感のようなものです。
そのシズル感を演出するために、撮影時は光の当たり方を意識します。
いい写真を撮るには明るければいいというわけではない
※上記は一眼レフで撮影
いい写真を撮るには明るい場所で撮るべき!という認識を持つ人は多いのではないかと思います。これは概ね正解だと私は考えますが、本質的ではありません。
正確には光によって被写体にもたらされる陰影を匠にコントロールした写真がいい写真になります。
※上記の条件を満たす写真が撮れやすいのが、十分な光量がある昼間の屋外のため、とにかく明るい場所で撮るのがいい!という認識が普及したではないかと推測されます。
料理は逆光・半逆光で撮る
料理のリアルさ、臨場感を簡単に引き出すための定石となる光の向きがあります。それが、逆光・半逆光です。
光には大きく分けて順光、側光、逆光、半逆光があります。
図にするとこんな感じです。
逆光・半逆光で撮影するには、被写体に対して真後ろ、斜め後ろから強く光がある状態で撮影すると料理のリアルな質感や臨場感、つまりシズル感をきれいに引き出す事ができます。
逆光・半逆光は窓を活用する
※上記は一眼レフで撮影
特別な機材がなくても簡単に逆行・半逆光のある撮影環境を実現する方法があります。
結論として、逆光、半逆光は窓から差し込む光を活用してください。
例えば、レストランに行った時は窓際が自分の向かい、又は横側に見える席を選ぶのがおすすめです。
また、出来るだけ窓が近い席を選ぶのも大切です。
自宅であれば、窓の近くにテーブルを設置するなどすれば、普段から美味しそうな料理写真を取りやすい環境づくりが出来ますね。
レンズの特性を理解する
※上記は一眼レフで撮影
つづいて、レンズの特性について、解説します。
カメラのレンズは、実は広角であればあるほど、そして接写(レンズと被写体の距離が近い)であるほど物体を歪めて写しやすい特性があります。
料理写真の場合、広角レンズを使って撮影すると料理が歪んで写ってしまい、目で見た時とは異なる形になるため、
美味しそうに見せるのが難しくなります。
ちなみに、建築撮影では、この特性を活用して部屋を実物よりも広く見せるテクニックがあります。
過去に広角レンズを使用したビヨンドオフィスの写真をブログで公開しておりますので、広角レンズで撮る写真って実際のところどんな感じなん?と気になる方は以下記事を御覧ください。
料理写真に適したレンズの画角
※上記は一眼レフで撮影
レンズの画角は〇〇mmと表記され、数値が低いほど広角で、高ければ望遠となります。
最も肉眼に近い画角は50mmと言われていますが、スマートフォンに搭載されているレンズの画角は28mm前後である場合が多く、広角寄りのレンズです。
プロのカメラマンが料理撮影をする場合は歪みが発生しにくい100mm以上のレンズを使う場合がほとんどあるため、スマートフォンのカメラは本来料理写真の撮影には向いていません。
そのため、スマートフォンで料理写真を撮る場合、一工夫が必要です。
スマートフォンで料理を撮影するときはズームを活用する
結論としてスマートフォンに搭載するレンズの画角を料理撮影向けにするには、撮影時にズームをすればOKです。
多くのスマートフォンのズームは画面をトリミングする形の擬似的なズームですが、これにより画角が望遠寄りになるため、歪みが生じにくくなります。
なお、ズームすることによって画質が悪くなるのではと心配される方もいらっしゃいます。
確かに画質はやや落ちますが、最近のスマートフォンは性能がよく画像をトリミングしてもあまり劣化が気にならない品質を保てるため、気にせずズームしてしまって大丈夫です!
美味しそうな色味で撮る
光と画角のポイントを理解したら、あとは写真の色です。
料理のシズル感を表現するには色味が重要です。
料理写真で望ましい色味を再現するには、自然かつ鮮やかにする必要があります。
上記を実現するためにカメラマンは写真を撮影した後、写真をレタッチ(加工編集)します。
ただし、料理の写真のレタッチは難しく、鮮やかさを表現しようとしすぎるあまり、不自然な色になってしまう場合が多いです。
そのため、レタッチが得意でない場合は、写真加工アプリの利用がおすすめです。
料理写真の加工でおすすめしたいアプリ
上記画像の出典:Foodie フーディー - 毎日を彩るカメラ
誰でも簡単に料理写真を自然で鮮やかに出来る無料のアプリがあります。
それが、「Foodie」です。
Foodieを使えば、難しい設定等不要で簡単に写真加工が可能です。
有名なアプリではありますが、まだダウンロードしていない方は是非ダウンロードしてみてください。
使い方は簡単で、好みのフィルターを選んで適用するだけです。
以前撮影した写真を加工することも、Foodieでそのまま撮影することも、どちらも可能です。
冒頭で紹介したスマートフォンで撮影した料理写真もすべてFoodieを使用しています。
是非お試しください!
まとめ
以上、料理撮影で大切な3つのポイントをお伝えしました!
料理写真がうまくなるために大切な3つ要素は以下の通りです。
- 逆光、半逆光でシズル感を演出する
- 歪まない画角で撮る
- 鮮やかで自然な色味に加工する
参考になれば幸いです。
続編として、実際に撮影したデータをもとに実践編も公開予定ですので、是非ご期待いただけると嬉しいです!
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最後までご覧頂きありがとうございました。